2020年05月06日
私のテンカラ履歴書2015 ~そしてめぐり合い~
テンカラに必要な要素は、第一にキャスティング、そしてポイントと流し方が続きます。 この頃のキャスティングは、10点満点中4点くらいまでは届いていたと思いますが、ポイントや流し方がわかっていなかったのでしょう。 管理釣場「赤久縄」の自然渓流区間で釣れない状態が続いていました。 ポンドやマス玉になっている、見える魚は釣れるのですが、渓流では釣れません。 渓流でコンスタントに釣れるようになってきたノムリエTさんは、糸フケに合わせると言います。 しかし、糸フケがどうしてもわかりません。 今思い返すと、糸フケの前に魚のいないところに毛バリを落としたり、管理釣場の魚にも見切られるような流し方をしていて、アタリの糸フケも無かったのかもしれません。 そのような状態にピリオドを打つ、渓流で釣れない状況を打開することができた年になりました。

[今でも部屋に飾ってます]
毎年12月に、埼玉県川越市の川越水上公園で開催されている、サンスイトラウトフェスタには、私がテンカラを始める前からノムリエTさんは通っていました。 もちろん私がテンカラを始めてからは、ノムリエTさんと一緒に行くようになりました。 そして、サンスイトラウトフェスタでテンカラときたら、テンカラ界の巨匠テンカラ大王こと石垣尚男先生です。 石垣先生は、ノムリエTさんがテンカラを始める前から、毎年サンスイトラウトフェスタのシマノのブースでテンカラの普及活動に努めていらっしゃいました。 その石垣先生を生で拝見するため、デモと解説を聞くために、年末は川越に行っていました。 その石垣先生の監修されたDVDが、当時の私を救ってくれました。
当時、私は渓流で釣れないことに深く悩んでいました。 本でも理解が出来ない私は、YouTubeでテンカラの釣れる動画を探しました。 すると、あるDVDの宣伝動画へとたどり着きました。 そのDVDが「テンカラHitVision」です。 『毛バリは見えなくていい』『アタリパターン解析』と、当時の悩みにドストライクの文言です。 しかも、出演と監修をテンカラ大王石垣尚男先生がされているDVDでした。 藁にもすがる思いで、そのDVD「テンカラHitVision」を購入し、何度も何度も見返しました。
また「赤久縄」へと行きました。 そして自然渓流区間でノムリエTさんが見守る中、その時がやってきました。落ち込み脇の巻き返しに毛バリを落とすと、毛バリの着水直後にハリスがスッと動きました。 すかさず合わせて、待望の渓流区間でのイワナを釣り上げることが出来ました。
その後は、あれだけ苦渋を強いられた渓流区間で、簡単に釣果をあげられるようになりました。 そして、DVDに感化されて石垣先生プロデュースのテンカラ竿「渓流テンカラZL」を購入しました。 この「渓流テンカラZL」は、その後もテンカラ竿を購入しましたが、今でもメインのテンカラ竿として愛用しています。
この頃は、ノムリエTさんが先行して私が後から追いかける形が多かったので、瀬ではキワをピンポイントに打ち込み、釣果を得るパターンを得意としていました。

[赤久縄の渓流区間ですが自己ベスト]
この頃から服装にも変化が出てきて、帽子をかぶりベストを着用するようになりました。 上から下とベストもワークマン品なのが、まだまだ駆け出しテンカラ師の感が残ります。 また足元も半歩進んで長靴になり、渓流でのサンダルを卒業したのも、この頃です。 足元は、いろいろと試行錯誤した時期で、ネットで調べて自分で足袋を編んで作ったこともありました。 しかし、いまいちな感じで直ぐに却下しました。
※赤久縄自然渓流区間は、手付かずの渓流なので、サンダルでは危険なことはもとより、長靴での遡行も困難です。 渓流釣りに見合う装備が必要です。
この2015年の年末も川越のサンスイトラウトフェスタに行きました。 今までの石垣先生は、テンカラ界の巨匠として『凄いテンカラ師』と尊敬していましたが、この年からは私にとって石垣先生は特別な存在になっていました。 DVDとはいえ、渓流で楽しむテンカラを教えていただいたのだから当然ですよね。 そして、その石垣先生から『私のイベントに来るよね』と声を掛けていただきました。 ノムリエTさんと『どのイベントかな?』と迷いましたが、小菅川で開催される石垣先生が講師をつとめるテンカラ教室だろうとノムリエTさんと勝手に解釈して、翌年の「小菅川テンカラ教室」の参加を決めました。 その「小菅川テンカラ教室」を主催する、後にノムリエTさんと共に正会員として所属する「NPO法人バーブレスフック普及協会」の事務局便りに、この年のサンスイトラウトフェスタの記事があります。 その記事の写真に、竿を振る石垣先生を眺めるノムリエTさんと私が写ってます。 まだ「NPO法人バーブレスフック普及協会」との接点が全く無かったのですが、ご縁があったのですね。 ご興味がございましたら、ノムリエTさんと私を探してみて下さい。(バーブレスフック普及協会2015年12月事務局便り)
テンカラ万歳!!
Posted by タツおう at 17:51│Comments(2)
│テンカラ持論
この記事へのコメント
2014年、もう6年も前になるのですね。川越でサインしたとき、くしゃみしてテンカラウイルスの飛沫を飛ばしたので、それで感染したと思います。
翌年の小菅の夜の毛バリ巻きのことは、かすかに覚えています。
二人ともよく酒飲むなぁ。主催者はもっと飲むな、と。
服装は、赤久縄に通うようになって、あがくなったでですね。苦しーーい
翌年の小菅の夜の毛バリ巻きのことは、かすかに覚えています。
二人ともよく酒飲むなぁ。主催者はもっと飲むな、と。
服装は、赤久縄に通うようになって、あがくなったでですね。苦しーーい
Posted by 大王 at 2020年05月10日 10:31
大王殿下
コメントありがとうございます。
近所でも、藤の花が満開になるなか、テンカラ自粛で市川市内謹慎しています。
楽しかった思い出をたどり、つい公開してしまいました。
サインは6年前ですね。
ちょうどプライベートでもいろいろあり、大王殿下特製の純度の高いテンカラウイルスに飛沫感染してしまいました。
そして、小菅テンカラ教室の夜は、たくさん呑ませていただきました。
顔もあがくなってたでねぇがと思います。
過去の妄想でなく、早くテンカラがしたいです!
コメントありがとうございます。
近所でも、藤の花が満開になるなか、テンカラ自粛で市川市内謹慎しています。
楽しかった思い出をたどり、つい公開してしまいました。
サインは6年前ですね。
ちょうどプライベートでもいろいろあり、大王殿下特製の純度の高いテンカラウイルスに飛沫感染してしまいました。
そして、小菅テンカラ教室の夜は、たくさん呑ませていただきました。
顔もあがくなってたでねぇがと思います。
過去の妄想でなく、早くテンカラがしたいです!
Posted by タツおう
at 2020年05月10日 13:20
