2023年06月29日
山梨小菅川 2023年6月24日 ~一眠二釣~
やはり寝坊です。 またも寝坊です。 以前は釣りの日は無駄に早く起きたのに疲れているのですかね。 そうは言っても行きたい気持ちは変わらないので、準備をして出掛けるのでした。 寝坊したとはいえ、そんなに遅くはなかったのですが、到着まで車の量が多かったので、想定以上の到着時間になってしまいました。 遅い到着が原因ではないのですが、入渓場所には全て車が停まっていたため、一台停まっているところで車を停めました。

[ただいま増水中です!]
のんびり着替えをしていると、熊鈴の音が近づいてまいります。 もしかしてと思うと、嬉しいことに先に停まっていた方でした。 ついているなと思い、戻ってきた方に情報をいただき、川へ降りていくと、下では高巻きした釣り人が歩いていました。 これだけ混んでいるのだから、当たり前と開き直り、少し時間をあけてからスタートすることにしました。
あけた時間がちょうどよかったんだろうか。 さい先良く、瀬でヤマメが出てきてくれました。 これはテンカラの季節到来かと、期待をしながら瀬を丹念に打っていきましたが、最初だけで影すら見ることができませんでした。 大場所でも全く反応が無く、最初の一本目は最初だけの釣果に終わりました。

[小ぶりですが安心の釣果です!!]
いまいち消化不良と言いますか、なまじっか最初に釣れた分、変な引っ掛かりが残ってます。 ここは一息入れようと、ふらっと車で林道を走っていました。 すると小菅リバーキーパーのFさんが見えました。 車を停めて少し談笑、魚が濃い区間を教えていただきました。 そこは私も知らなかった入渓場所で、聞いた場所にたどり着くと、あまりにも急な降り口が見えました。 これは今の足では怖いと感じ、涙をのんで撤退しました。 何よりも疲れていたのか、少し休憩と車で座っていたら、いつのまにやら眠りについていました。
気がついたのは14時半です。 けっこう長い眠り姫でした。 おかげで体力は復活です。 気合いを入れて再入渓しました。 身体は午前中よりキレを感じますが、川は午前中と変わりません。 水も冷たく増水気味のため活性が低いのか、それとも既に抜かれて魚が少ないのか…。 なかなか釣れないと、注意力が散漫になってしまいます。 そんな時に毛バリに反応した影が走りました。 ピックアップして一呼吸です。 落ち着いて、先ほどよりもポイントに対して精度を高めて毛バリを落としました。 すると期待通りにハリスが引かれました。

[この時期に随分のサビ入りでした]
出てくれたのはイワナでした。 最近縁が遠かったイワナが出てきてくれました。 嬉しさのあまり「ありがとう」と独り言のようにイワナに語りかけていました。 その後もアタリはありませんでしたが、久しぶりのイワナの釣果に、満足感を持って終わることができました。
今回は「はじめ良ければ終わり良し 終わり良ければ全て良し」のことわざ通りでした。 本音は釣りの中間もほしいのですが、中間は気持ち良く睡眠が取れたことで良しとして、久しぶりのテンカラを満喫できたことを喜びます。 久々だった気でいましたが、6月行ってましたね。
テンカラ万歳!!
タグ :山梨釣行
2023年06月05日
栃木鬼怒川 2023年6月3日 ~空いていた渓流~
前日から激しい雨でした。 台風の接近のよる影響で、梅雨前線が活発化してまい、都内でも激しい雨が降っていました。 私は天気予報を見ながら、関東北部の降雨状況をマメにチェックしていました。 そして、降雨はあっても、通常の雨であることを確認していたのです。 なかなか渓に行けないので、なんとか行けるように神頼みでした。

[濁りが抜けなかった鬼怒川本流]
目が覚めた時の、窓の外は大雨でした。 天気予報を確認すると、北関東は前日よりも晴れになる時間が早まってます。 少し起きるのが遅れましたが、準備をして出掛けました。 高速道路に入りましたが、関越道と常磐道は雨の影響による通行止め区間があるみたいです。 しかしながら目的の東北道は通常に通行ていました。 それが少し走ると電光掲示板に、その東北道が浦和料金所で『事故』の表示が…。 そして次の電光掲示板では『火災?』になっているてはないですか。 まさか、事故の車から火が出たのではないだろうと疑いながらも、手前で高速道路を降りる選択をしました。 この選択が功を奏して、事故による火災で通行止めに変わった東北道入口をわき目に、先に進むことができました。 料金所手前の通行止めの影響で、非常に空いた高速をストレスなく進むことができました。

[予想通りの澄んだ清流です!!]
目的の鬼怒川上流に着いて川を見ると、かなり濁っていました。 山の天気なので、どちらかで大雨にあったのでしょう。 少し残念でしたが、午後には濁りもなくなるだろうと、支流へと移動しました。 上陸がなくても台風が近くにいるからか、渓はガラガラに空いてます。 そして、予測通り水は澄んでました。 気持ち良く竿を振りながら川を登りましたが、アタリどころか影も見ることができませんでした。

[珍しくひとりでコーヒーブレイク]
竿振り渓流登りから車に戻ると、ちょうど12時だったので、昼食にしました。 道中で立ち寄ったコンビニで買ったカップ麺です。 今日は釣り人も少ないので香りで野生動物によられても困るので、車が走る本流沿いの国道まで戻ることにしました。 そして、本流沿いの停車できるところでランチをさせていただきました。 本流の水量は濁流とまではいかないのですが、まだまだ濁りが抜けません。 本流の流れを眺めながら、コーヒーまでいただいてしまいました。 そして、まったりとした時間が流れていきました。 とてものんびりした時間です。 せかせかした自分が、ひとりでこのような時間を過ごすことができたことに感激です。 年齢も増えてきたいま、このように川の流れを楽しむ余裕を持った行動を心掛けようと感じてしまいます。 しかしながら、これができたのは川が濁っていて釣りをする川ではなかったからで、澄んでいたら釣りたくてしょうがなくなるでしょう。 などとしょうもない自己分析をしてから、また午前中とは違う支流へ移動しました。

[よい渓相なのですが…]
そして来たのは、前回イワナを求めて移動してきた支流です。 ここで反応がなければ、何処へ行ってもダメでしょう。 結果はダメでした。 入ったのは午後ですが、午前中に入った釣り人の痕跡はありません。 車とも擦れ違わずにたどり着いているので、おそらく本日一番乗りでしょう。 それなのに大場所の一番のポイント、一番の食い筋でも影すら見ることができませんでした。 あまり粘らずに、さっさと帰りました。 帰り道は台風一過で天気が良い中で、車が少ない空いた高速道路を帰ってきました。
今回は、思った通りに台風の影響か低く天気の良い鬼怒川上流で、思った通り台風の影響で車の少ない空いた高速道路を往き来して、思った通り釣り人の少ない空いた渓流で、ゆっくり遊ぶことができました。 唯一ではありますが最大の予想外は、捕食の一等地レーンやポイントで空室になっているくらいに、川の中の魚も空いていたことです。 何もかもが空いていた『空いていた渓流』の日でございました。
テンカラ万歳!!
タグ :栃木釣行