2016年09月25日
小菅川9月24日 ~2016シーズンファイナル~
こんばんは。
タツおうです。
今季の最後になる天然渓流の釣行は、天然渓流デビューを果たした小菅川を選択しました。

当然の同行予定であったノムリエTさんは、なんとファイナルに風邪で体調不良となってしまい、寂しく単独でのファイナルとなってしまいました。
今回は寝坊も無く、高速道路の深夜割引料金で行くことが出来たので、朝6時には小菅村に到着して準備に取りかかりました。

(今回はしっかりカギ確認をしたタツおう号)
準備も終わり、出陣前の一服をしていると一台の白い車が林道を上っていきました。
もしかして、
あの車は…
最初に選んだ入渓点は、初めて入った時に高所恐怖症の小生をビビらせた、この入渓点です。

初めて入った時は、落葉が多くて勾配が崖下側について見えていたのですが、今は落葉も無くなり、しっかりした道となっています。
でも高所恐怖症には、気持ちのいい道ではないですね。(最近の雨で多分に水を含んでいるでしょうし)
川へ降りると、
なんだ⁉
この水量は‼

川幅いっぱいに流れる水は、河原を無くしてしまってます。
そして、勢い良く流れる川は、渓魚がいつけそうな緩流なポイントを明確にしてくれてます。
これは行けるぞと最初のポイントで幼魚…
そのまた後のポイントでも幼魚…

これで小場所は捨てて、多少深さがあるポイントに絞りました。
増水した流れは、渡渉に恐怖を感じます。
特にウェーダーなので、つまずいて倒れでもしたらウェーダーに水が入って起き上がれずに…
単独釣行のため、不安を抱えたまま遡行を続けます。

すると釣りに集中できずに、何故か仕事のイラつきが少しづつ膨らんできました。
イラつきは、どんどん頭の中で増幅していき、なんと数年前の仕事でのイラつきまで思い出してくる始末。
それでもイワナが掛かりました。
しかし、すぐ手前でバラしてしまいます。
少し落ち着こうと煙草に火を着けて考えました。
何故、遊びに来ているのに、仕事のこと(それも悪い方を)考えてしまうのかと。
一本の煙草の火を消す頃には解決してました。
『自分は弱い人間なんだ』と。
一人で誰も助けてもらえない状況で、不安と恐怖にかられた頭が自己防衛のために怒りに転換させていたのでしょう。
人間みんなそうなのかなと考えると、自分は周りに不安を与えない行動を心掛けようと、四十路を超えて何年か経ちましたが、またひとつ大人になりました。
そんなこんなで不安を払拭し、立ち直った小生は、慎重に遡行を続けます。
完全に切り替えができたことで、振り込みから川読みまで冴えてきました。
そして元気なイワナを釣り上げることが出来ました。

堰堤50メートル手前まで到達し、堰堤を眺めると瀑流が目に入ってきました。
近づく意味は無いので退渓します。
続いて下流へ入渓しました。
軽トラが1台停車していたのですが、人が入っている方が良いだろうと思ったのです。
ただ、軽トラの荷台には何も積んでいなかったのが疑問でした。
入渓すると、いつもの平瀬が見るからに深く早く流れています。
渡渉しないと上に行けないので、軽トラの人は渡ったのかなと思い、おそるおそる足を入れました。
『これはヤバい‼』
恐怖とか不安ではなく、流芯前に必ず流されるレベルでした。
軽トラの人はロープか何かで渡ったのかなと思いつつ退渓しました。
すると山の上から人が降りてくるではありませんか。
話を聞くと、軽トラの人は茸採りとのこと。
上流であの水量なんだから下流には誰も入らないですよね。
C&Rなら大丈夫かと淡い期待を持って金風呂へ向かいます。

しかし、金風呂の方がもっと下流なので、当たり前の如く激流です。
『こりゃダメだ』と撤収します。
着替えて、体調不良のノムリエTさんへ電話で報告をして帰路につきました。
今年のシーズン前半は、雨が少なくて渇水状態が長く続いたのに、最後になってこの状態では…
もっと早く少しづつ降って欲しかったですね。
自然の為す業なので仕方がない事なのですけどね。
今季の天然渓流最後だったので、ノムリエTさんも一緒がよかったのですが、これも仕方がないことです。
氷が張るまで赤久縄でがんばりましょう‼
テンカラ万歳‼
タツおうです。
今季の最後になる天然渓流の釣行は、天然渓流デビューを果たした小菅川を選択しました。

当然の同行予定であったノムリエTさんは、なんとファイナルに風邪で体調不良となってしまい、寂しく単独でのファイナルとなってしまいました。
今回は寝坊も無く、高速道路の深夜割引料金で行くことが出来たので、朝6時には小菅村に到着して準備に取りかかりました。

(今回はしっかりカギ確認をしたタツおう号)
準備も終わり、出陣前の一服をしていると一台の白い車が林道を上っていきました。
もしかして、
あの車は…
最初に選んだ入渓点は、初めて入った時に高所恐怖症の小生をビビらせた、この入渓点です。

初めて入った時は、落葉が多くて勾配が崖下側について見えていたのですが、今は落葉も無くなり、しっかりした道となっています。
でも高所恐怖症には、気持ちのいい道ではないですね。(最近の雨で多分に水を含んでいるでしょうし)
川へ降りると、
なんだ⁉
この水量は‼

川幅いっぱいに流れる水は、河原を無くしてしまってます。
そして、勢い良く流れる川は、渓魚がいつけそうな緩流なポイントを明確にしてくれてます。
これは行けるぞと最初のポイントで幼魚…
そのまた後のポイントでも幼魚…

これで小場所は捨てて、多少深さがあるポイントに絞りました。
増水した流れは、渡渉に恐怖を感じます。
特にウェーダーなので、つまずいて倒れでもしたらウェーダーに水が入って起き上がれずに…
単独釣行のため、不安を抱えたまま遡行を続けます。

すると釣りに集中できずに、何故か仕事のイラつきが少しづつ膨らんできました。
イラつきは、どんどん頭の中で増幅していき、なんと数年前の仕事でのイラつきまで思い出してくる始末。
それでもイワナが掛かりました。
しかし、すぐ手前でバラしてしまいます。
少し落ち着こうと煙草に火を着けて考えました。
何故、遊びに来ているのに、仕事のこと(それも悪い方を)考えてしまうのかと。
一本の煙草の火を消す頃には解決してました。
『自分は弱い人間なんだ』と。
一人で誰も助けてもらえない状況で、不安と恐怖にかられた頭が自己防衛のために怒りに転換させていたのでしょう。
人間みんなそうなのかなと考えると、自分は周りに不安を与えない行動を心掛けようと、四十路を超えて何年か経ちましたが、またひとつ大人になりました。
そんなこんなで不安を払拭し、立ち直った小生は、慎重に遡行を続けます。
完全に切り替えができたことで、振り込みから川読みまで冴えてきました。
そして元気なイワナを釣り上げることが出来ました。

堰堤50メートル手前まで到達し、堰堤を眺めると瀑流が目に入ってきました。
近づく意味は無いので退渓します。
続いて下流へ入渓しました。
軽トラが1台停車していたのですが、人が入っている方が良いだろうと思ったのです。
ただ、軽トラの荷台には何も積んでいなかったのが疑問でした。
入渓すると、いつもの平瀬が見るからに深く早く流れています。
渡渉しないと上に行けないので、軽トラの人は渡ったのかなと思い、おそるおそる足を入れました。
『これはヤバい‼』
恐怖とか不安ではなく、流芯前に必ず流されるレベルでした。
軽トラの人はロープか何かで渡ったのかなと思いつつ退渓しました。
すると山の上から人が降りてくるではありませんか。
話を聞くと、軽トラの人は茸採りとのこと。
上流であの水量なんだから下流には誰も入らないですよね。
C&Rなら大丈夫かと淡い期待を持って金風呂へ向かいます。

しかし、金風呂の方がもっと下流なので、当たり前の如く激流です。
『こりゃダメだ』と撤収します。
着替えて、体調不良のノムリエTさんへ電話で報告をして帰路につきました。
今年のシーズン前半は、雨が少なくて渇水状態が長く続いたのに、最後になってこの状態では…
もっと早く少しづつ降って欲しかったですね。
自然の為す業なので仕方がない事なのですけどね。
今季の天然渓流最後だったので、ノムリエTさんも一緒がよかったのですが、これも仕方がないことです。
氷が張るまで赤久縄でがんばりましょう‼
テンカラ万歳‼
タグ :山梨釣行
2016年09月19日
テンカラ毛鉤 2016
こんにちは。
タツおうです。
毛鉤を巻いています。
8月にケース満タンに巻いて、年内は大丈夫と思っていたのですが、先日の釣行で予想を遥かに超える消耗をしてしまったので…

今年は雉毛の逆さ毛鉤を主に使ってます。
逆さ毛鉤は、蓑毛を逆毛に巻いているので、水中で蓑毛がトリッキーな動きをして魚を魅了するとのことです。
誘いも使いますし、昔からの伝承毛鉤の中にも見られるので、釣果に影響していると思ってます。
毛鉤は、テンカラを始めた時から自分で巻いてます。
ノムリエTさんの影響なのですが、記憶を辿ると半ば強制だったような気が…
強制とは言え、竿と糸と毛鉤だけで釣るテンカラで、自作の毛鉤を使用して釣るのは、テンカラの楽しみのひとつでしょう。
ノムリエTさんに感謝‼

愛用の毛鉤巻き道具です。
初めは安価な道具でと揃えたのですが、今もそのまま使ってます。
初期費用は、道具と毛鉤の材料を含めて1万円強(フライタイイング教本も一緒に)だったと思います。
一番高額なバイスは、5千円くらいの一番安い物でした。
バイスは、高価な物だと10万円以上しますが、今でも最初買った物で十分使えてます。
(高価なバイスは使ったことがないので良さがわかってないのですが…)
始めに買った材料のひとつの糸がとうとう終わりかけてます。

この茶の糸を一番使っていたので、他の糸と比べて極端に消耗が早いです。
それでも無くなるまで4年です。
始めに揃えた材料も、なかなか無くならないので、初期費用はかかりましたが、楽しみを加味すると元は取れてるかなと思います。
最初と比べて毛鉤巻きも、本当に上手くなったなと思います。
最初が下手くそすぎだったかな?
でも下手くそ毛鉤でも釣れたな…
テンカラ万歳‼
タツおうです。
毛鉤を巻いています。
8月にケース満タンに巻いて、年内は大丈夫と思っていたのですが、先日の釣行で予想を遥かに超える消耗をしてしまったので…

今年は雉毛の逆さ毛鉤を主に使ってます。
逆さ毛鉤は、蓑毛を逆毛に巻いているので、水中で蓑毛がトリッキーな動きをして魚を魅了するとのことです。
誘いも使いますし、昔からの伝承毛鉤の中にも見られるので、釣果に影響していると思ってます。
毛鉤は、テンカラを始めた時から自分で巻いてます。
ノムリエTさんの影響なのですが、記憶を辿ると半ば強制だったような気が…
強制とは言え、竿と糸と毛鉤だけで釣るテンカラで、自作の毛鉤を使用して釣るのは、テンカラの楽しみのひとつでしょう。
ノムリエTさんに感謝‼

愛用の毛鉤巻き道具です。
初めは安価な道具でと揃えたのですが、今もそのまま使ってます。
初期費用は、道具と毛鉤の材料を含めて1万円強(フライタイイング教本も一緒に)だったと思います。
一番高額なバイスは、5千円くらいの一番安い物でした。
バイスは、高価な物だと10万円以上しますが、今でも最初買った物で十分使えてます。
(高価なバイスは使ったことがないので良さがわかってないのですが…)
始めに買った材料のひとつの糸がとうとう終わりかけてます。

この茶の糸を一番使っていたので、他の糸と比べて極端に消耗が早いです。
それでも無くなるまで4年です。
始めに揃えた材料も、なかなか無くならないので、初期費用はかかりましたが、楽しみを加味すると元は取れてるかなと思います。
最初と比べて毛鉤巻きも、本当に上手くなったなと思います。
最初が下手くそすぎだったかな?
でも下手くそ毛鉤でも釣れたな…
テンカラ万歳‼
タグ :テンカラ雑記
2016年09月18日
鬼怒川栗山エリア9月17日 ~基本は大切~
こんにちは。
タツおうです。
今回もノムリエTさんが家族旅行のため、単独で奥鬼怒の栗山漁協管内へ行ってきました。

単独釣行だとルーズになるのか、またまた寝坊です。
今回はプチ?寝坊だったので、急いで支度をして出発しました。
しかし高速道路の夜間割引に10分間に合わず…
到着したのは、初めて天然渓流で尺上ヤマメを釣り上げた鬼怒川支流の沢です。
単独釣行ではお約束?となったノムリエTさんからの激励連絡を受けて、いざ入渓です。
(ノムリエTさんは、山向こうの湯西川温泉宿泊でした。)

前回の尺上ヤマメが、もっと成長した姿を見せてくれることを少し期待していたのですが、出てきてくれません。
(人にも外敵にも食されずに大型の遺伝子を残して天寿をまっとうしてくれることを祈ります。)
それどころか、全くあたりの無いままの退渓になってしまいました。
続いて先々週に入った、支流に向いました。
(そういえば、ノムリエTさん隔週で湯西川温泉ですか⁉)

今回は、渓魚は遡上することの確認したかったので、上流からの入渓です。
堰堤が無いので、かなり登りました。
釣れませんでした…
戻る途中で川の少し上に、川と並んで進んでいる道を見つけて、その道を通りました。

こんな道があるんだから、かなりの釣人が入ってるんだなと、今日も入った後なんだろうと足跡を確認すると…

人の足跡は無く、鹿と思わしき足跡が…
これは獣道だったんだと。
熊っぽい足跡が無くてよかった。
道路に近づいたところで退渓し、道路から車を目指します。
ふと分岐の沢の橋の上から上流を見ると、すぐ先に堰堤がありました。
最近は、堰堤マスター(堰堤でしか釣れない人)になりつつある小生は、撃沈を防ぐために寄道です。
しかし何回打っても出ません。
しかも同じ枝に4回も毛鉤を掛けてロストする始末。
悪い感情方向に熱くなってます。
ノムリエTさんがイワナを上げた、先々週のところに入りますが、掛かるのは木ばかり。
もはや、打ち込みもメチャクチャで、何処に打てばいいのか分からなくなってきました。
時間は15時を回ってる…
このまま帰るか?
釣れなくてもいいから、打ち込みだけは調整しておこうと鬼怒川本流に向いました。
打ち込みは、テンカラの基本中の基本ですから。

この周辺の川は、この連休をもって今シーズンの解禁期間を終えることもあり、鬼怒川本流は朝一も午前中の移動時も駐車スペースには釣人と思われる車が何台も停まっていました。
しかし、到着時には車が一台もありません。
疑問を感じながら入渓すると、誰もいないではないですか⁉
広々とした本流を独り占めです。
久しぶりにズーム機能付の渓流テンカラを3.8メートル固定して5メートル仕掛けを振りまくります。
誰もいないので、気兼ね無く打ち込みができました。(いつも木以外には気兼ねしてないか)
気が付くと夕マズメの時間でしたね。
テンカラ界の巨匠のブログに『夕マズメは小場所は捨てて、大場所のみを求めて釣り上がるべき』との言葉を思い出しました。
午前中から多くの釣人が通ったであろう場所で釣果は期待しませんが…
全く期待してないと言ったら嘘になりますよね。
大場所のみに打ち込んで上がっていくと、落ち込み脇の捲き込みに泡があります。
『泡を打て‼』
テンカラ大王石垣先生のDVDにもあります。
石垣先生の声で頭の中に響きました。
その後のくだりまで…
打ち込み調整後なので、一発で毛鉤は泡の中へ消えていきます。
消えた瞬間にハリスが横へ動きました。
泡は捲き込みなので、考えることもありません。
あたりです‼

7寸弱なので本流では小さいのかもしれませんが、テンカラの基本に戻った釣果は、本日の釣行を撃沈から救うこととなりました。
雨がポツポツと降りだしてきました。
するとライズが…
天然河川でライズを見たのは久しぶりです。
いつも1尾あげるだけで調子に乗る単純な小生は、よろこびながら打ち込みます。
バッチリな合わせは、ヤマメを捕らえます。
さあ取り込みってところで『ん?』左手にはタモが…
調子に乗って先走った…
竿の長さと同じくらいの仕掛けであれば、そのままタモに入るのですが、竿より長い仕掛けだと左手を使って寄せてからタモに入れないといけません。
一緒迷ったとこでテンションが無くなり、バーブレスしか使わない小生の毛鉤から外れて、ヤマメは逃げていきました。
これは釣果に入れていいのでしょうか?
降りだした雨は急速に大雨となり、夕マズメのライズに後ろ髪を引かれながら撤収しました。
労働基準を大きく超えた釣行は、サービス残業時間にテンカラの基本を思い出させてくれて釣果を得ることが出来ました。
今年の天然河川釣行も、あと1回ですかね。
最後も楽しめるように本とかDVDで復習しましょう。
テンカラ万歳‼
タツおうです。
今回もノムリエTさんが家族旅行のため、単独で奥鬼怒の栗山漁協管内へ行ってきました。

単独釣行だとルーズになるのか、またまた寝坊です。
今回はプチ?寝坊だったので、急いで支度をして出発しました。
しかし高速道路の夜間割引に10分間に合わず…
到着したのは、初めて天然渓流で尺上ヤマメを釣り上げた鬼怒川支流の沢です。
単独釣行ではお約束?となったノムリエTさんからの激励連絡を受けて、いざ入渓です。
(ノムリエTさんは、山向こうの湯西川温泉宿泊でした。)

前回の尺上ヤマメが、もっと成長した姿を見せてくれることを少し期待していたのですが、出てきてくれません。
(人にも外敵にも食されずに大型の遺伝子を残して天寿をまっとうしてくれることを祈ります。)
それどころか、全くあたりの無いままの退渓になってしまいました。
続いて先々週に入った、支流に向いました。
(そういえば、ノムリエTさん隔週で湯西川温泉ですか⁉)

今回は、渓魚は遡上することの確認したかったので、上流からの入渓です。
堰堤が無いので、かなり登りました。
釣れませんでした…
戻る途中で川の少し上に、川と並んで進んでいる道を見つけて、その道を通りました。

こんな道があるんだから、かなりの釣人が入ってるんだなと、今日も入った後なんだろうと足跡を確認すると…

人の足跡は無く、鹿と思わしき足跡が…
これは獣道だったんだと。
熊っぽい足跡が無くてよかった。
道路に近づいたところで退渓し、道路から車を目指します。
ふと分岐の沢の橋の上から上流を見ると、すぐ先に堰堤がありました。
最近は、堰堤マスター(堰堤でしか釣れない人)になりつつある小生は、撃沈を防ぐために寄道です。
しかし何回打っても出ません。
しかも同じ枝に4回も毛鉤を掛けてロストする始末。
悪い感情方向に熱くなってます。
ノムリエTさんがイワナを上げた、先々週のところに入りますが、掛かるのは木ばかり。
もはや、打ち込みもメチャクチャで、何処に打てばいいのか分からなくなってきました。
時間は15時を回ってる…
このまま帰るか?
釣れなくてもいいから、打ち込みだけは調整しておこうと鬼怒川本流に向いました。
打ち込みは、テンカラの基本中の基本ですから。

この周辺の川は、この連休をもって今シーズンの解禁期間を終えることもあり、鬼怒川本流は朝一も午前中の移動時も駐車スペースには釣人と思われる車が何台も停まっていました。
しかし、到着時には車が一台もありません。
疑問を感じながら入渓すると、誰もいないではないですか⁉
広々とした本流を独り占めです。
久しぶりにズーム機能付の渓流テンカラを3.8メートル固定して5メートル仕掛けを振りまくります。
誰もいないので、気兼ね無く打ち込みができました。(いつも木以外には気兼ねしてないか)
気が付くと夕マズメの時間でしたね。
テンカラ界の巨匠のブログに『夕マズメは小場所は捨てて、大場所のみを求めて釣り上がるべき』との言葉を思い出しました。
午前中から多くの釣人が通ったであろう場所で釣果は期待しませんが…
全く期待してないと言ったら嘘になりますよね。
大場所のみに打ち込んで上がっていくと、落ち込み脇の捲き込みに泡があります。
『泡を打て‼』
テンカラ大王石垣先生のDVDにもあります。
石垣先生の声で頭の中に響きました。
その後のくだりまで…
打ち込み調整後なので、一発で毛鉤は泡の中へ消えていきます。
消えた瞬間にハリスが横へ動きました。
泡は捲き込みなので、考えることもありません。
あたりです‼

7寸弱なので本流では小さいのかもしれませんが、テンカラの基本に戻った釣果は、本日の釣行を撃沈から救うこととなりました。
雨がポツポツと降りだしてきました。
するとライズが…
天然河川でライズを見たのは久しぶりです。
いつも1尾あげるだけで調子に乗る単純な小生は、よろこびながら打ち込みます。
バッチリな合わせは、ヤマメを捕らえます。
さあ取り込みってところで『ん?』左手にはタモが…
調子に乗って先走った…
竿の長さと同じくらいの仕掛けであれば、そのままタモに入るのですが、竿より長い仕掛けだと左手を使って寄せてからタモに入れないといけません。
一緒迷ったとこでテンションが無くなり、バーブレスしか使わない小生の毛鉤から外れて、ヤマメは逃げていきました。
これは釣果に入れていいのでしょうか?
降りだした雨は急速に大雨となり、夕マズメのライズに後ろ髪を引かれながら撤収しました。
労働基準を大きく超えた釣行は、サービス残業時間にテンカラの基本を思い出させてくれて釣果を得ることが出来ました。
今年の天然河川釣行も、あと1回ですかね。
最後も楽しめるように本とかDVDで復習しましょう。
テンカラ万歳‼
タグ :栃木釣行
2016年09月11日
赤久縄9月10日 ~渓流は流れている~
こんにちは。
タツおうです。
またまた赤久縄さんに来ました。
今回は、ノムリエTさんも調整をしたいとの目的での釣行です。
この時期の天然渓流では、釣り上げられて魚影が薄くなってしまっているのか、それともスレてしまったのか。
何よりも経験の浅さが釣果に出ているのでしょう。

最近の連続台風の影響で今年長く渇水が続いた川も水量が復活し、昨年から残る落葉もキレイに流されていました。
久しぶりに見た水量に、遡行の怖さを感じてしまいました。
ちょっと水多くなり過ぎかな。
流れが早い渓で、ポイントが限られてテンカラには少し厳しい条件でも、ここは赤久縄さんです。
魚影は濃いので釣れます。

ここでしょってポイントに打ち込むとバシャッ‼
豪快に水面を割って出るあたりが‼
あまりの迫力に大きな声をあげる小生。
声とは逆に、冷静に一呼吸おいて確実に合わせてフックさせます。
釣り上がったのは、良型のニジマスでした。
ニジマスでも、このヒットは改心です。
管理人さんの話だと、大量の水量で魚も流されてダム湖にたまってしまったとの事でしたが、上の方までニジマスが上がっていて、イワナやヤマメ以上にニジマスが釣れます。
ニジマスの遊泳能力はすごいですね。

(ノムリエTさんとダブルヒット)

(良型のイワナ)
途中の大場所でノムリエTさんが狭いポイントを狙います。
後から眺める小生の立ち位置からは、ちょうど毛鉤がポイントへ打ち込む直線の後でした。
小生の目線からは、毛鉤が全くぶれずに狙ったポイントへ一直線にビュッとキレイに打ち込まれました。
ほれぼれする打ち込みを動画撮影させて頂きました。
その動画をノムリエTさんに見せると、自分でも打ち込みのキレイさにびっくりしてました。
自信を無くしかけていたと言ってましたが、そんなことはない、いつもキレイな打ち込みでしたよ
。
動画を見ながら二人で打ち込みの談義をしていた時に、不意にノムリエTさんの視線が流れアッと一声。
スズメバチ襲来と思い、体を屈める小生にノムリエTさんが『竿が‼』と叫びます。
振り向くと置いてあった愛竿の渓流テンカラが無い‼
一瞬何があったのか混乱しかける小生にノムリエTさんから流されたと教えられ、急いで下の段に降り、無事に回収しました。
渓流は流れているので気を付けましょう。
特に渓流テンカラは、渓流と相性が良いので…

朝からルアーフライエリアの渓流ゾーンを2本上がると良い時間です。
2本目を上がった時に、群馬サファリパークに遊びにきていたノムリエTさん家族が赤久縄母屋に来ていました。
歩いて駐車場まで降りて着替えて母屋まで戻ります。
(延長戦のとば口でも直ぐに釣れたので)
母屋ではノムリエTさん家族と、いつもの蕎麦と鴨肉をいただきました。
またまたTさん奥様には、ご馳走していただき、それに群馬サファリパークのワニ肉のお土産までいただいてありがとうございました。
来月からは禁漁期間に入ります。
赤久縄さんへの回数が増えると思いますので、よろしくお願いします。
テンカラ万歳‼
タツおうです。
またまた赤久縄さんに来ました。
今回は、ノムリエTさんも調整をしたいとの目的での釣行です。
この時期の天然渓流では、釣り上げられて魚影が薄くなってしまっているのか、それともスレてしまったのか。
何よりも経験の浅さが釣果に出ているのでしょう。

最近の連続台風の影響で今年長く渇水が続いた川も水量が復活し、昨年から残る落葉もキレイに流されていました。
久しぶりに見た水量に、遡行の怖さを感じてしまいました。
ちょっと水多くなり過ぎかな。
流れが早い渓で、ポイントが限られてテンカラには少し厳しい条件でも、ここは赤久縄さんです。
魚影は濃いので釣れます。

ここでしょってポイントに打ち込むとバシャッ‼
豪快に水面を割って出るあたりが‼
あまりの迫力に大きな声をあげる小生。
声とは逆に、冷静に一呼吸おいて確実に合わせてフックさせます。
釣り上がったのは、良型のニジマスでした。
ニジマスでも、このヒットは改心です。
管理人さんの話だと、大量の水量で魚も流されてダム湖にたまってしまったとの事でしたが、上の方までニジマスが上がっていて、イワナやヤマメ以上にニジマスが釣れます。
ニジマスの遊泳能力はすごいですね。

(ノムリエTさんとダブルヒット)

(良型のイワナ)
途中の大場所でノムリエTさんが狭いポイントを狙います。
後から眺める小生の立ち位置からは、ちょうど毛鉤がポイントへ打ち込む直線の後でした。
小生の目線からは、毛鉤が全くぶれずに狙ったポイントへ一直線にビュッとキレイに打ち込まれました。
ほれぼれする打ち込みを動画撮影させて頂きました。
その動画をノムリエTさんに見せると、自分でも打ち込みのキレイさにびっくりしてました。
自信を無くしかけていたと言ってましたが、そんなことはない、いつもキレイな打ち込みでしたよ
。
動画を見ながら二人で打ち込みの談義をしていた時に、不意にノムリエTさんの視線が流れアッと一声。
スズメバチ襲来と思い、体を屈める小生にノムリエTさんが『竿が‼』と叫びます。
振り向くと置いてあった愛竿の渓流テンカラが無い‼
一瞬何があったのか混乱しかける小生にノムリエTさんから流されたと教えられ、急いで下の段に降り、無事に回収しました。
渓流は流れているので気を付けましょう。
特に渓流テンカラは、渓流と相性が良いので…

朝からルアーフライエリアの渓流ゾーンを2本上がると良い時間です。
2本目を上がった時に、群馬サファリパークに遊びにきていたノムリエTさん家族が赤久縄母屋に来ていました。
歩いて駐車場まで降りて着替えて母屋まで戻ります。
(延長戦のとば口でも直ぐに釣れたので)
母屋ではノムリエTさん家族と、いつもの蕎麦と鴨肉をいただきました。
またまたTさん奥様には、ご馳走していただき、それに群馬サファリパークのワニ肉のお土産までいただいてありがとうございました。
来月からは禁漁期間に入ります。
赤久縄さんへの回数が増えると思いますので、よろしくお願いします。
テンカラ万歳‼
タグ :群馬釣行
2016年09月08日
栗山・湯西川9月3・4日 ~魚は何処?~
こんばんは。
タツおうです。
久しぶりになってしまった釣行は、奥鬼怒栗山と湯西川の宿泊での贅沢釣行となりました。
同行者は、ノムリエTさんです。

奥鬼怒栗山エリアは、今回で2回目です。
前回は、愛竿を折ってしまうトラブルもありましたが、初めて天然河川で尺上ヤマメを釣り上げた場所です。
宿泊が湯西川なので、鬼怒川支流の前回行かなかった湯西川方面の土呂部川へ入渓しました。

期待を膨らませて最初の淵で、ノムリエTさんにあたりが‼
8月は家族サービスで竿封していたのに、見事にイワナを釣り上げました。
これは本日の爆釣を予感させる1本でした。
爆釣の予感とは裏腹に、登れども小生にはあたりが全くありません。
しかし、久しぶりに竿が振れる喜びと、撃沈は無いという根拠の無い自信から、ポイントをつつきまくりました。
(ノムリエTさんは、最初のイワナとバラシ1回あるのにあたりすらない…)
あたりの無いまま、土呂部川で3ヶ所入渓しましたが、宿のチェックインの時間が近づいたため、湯西川へと移動します。
本日の宿は、湯西川の民宿やま久さんです。

宿には顔を出すものの、やま久さんのご好意を承り、やま久さんの駐車場に車を停めて湯西川で延長戦です。
湯西川温泉は、数年前に小生の尊敬する仕事の師匠の一人(訳あり疎遠になってしまいましたが)と思っている方と、今でもお付き合い頂いている10年来可愛がって頂いている仕事のお客様とのオッサン3人で来た思い出の濃い場所なのです。
これはボウズでは湯西川で宿泊できないと延長戦になって火が着いた小生は、強い思いを背負って入渓しました。

しかし変わらず、あたりは全くありません。
『魚は何処に居るのかな?』
と迷いながら堰堤に到達しました。

堰堤には居ました。
厳密に説明しますと、堰堤では出なかったので、脇の小さな落ち込みに打つとヤマメが出てきてくれました。

最後の最後でボウズは免れ、晴れて宿へと帰還しました。
民宿やま久さんのご主人は、本物の猟師さんです。(宿の選択や予約はノムリエTさんです)
夕食も湯西川の郷土料理と共に鹿鍋をいただきました。


(この鹿鍋は絶品です‼ )
美味しい郷土料理を日本酒でいただいて、食後にはご主人の猟師話を聞かせていただき、楽しいひとときでした。

(黒い彼にはお会いしたくないですね~)
やはり釣れなかったですけど、翌日は早朝から出発して宿の朝食の時間に戻って、ゆっくり朝食をいただき、チェックアウトです。
(釣人には至れり尽くせりですよね)
食後の運動も兼ねて湯西川支流の源流へと1時間の道のりを歩きます。

日頃の運動不足か、はたまた疲れが抜けにくいお年頃なのか、あたりが無いからなのか、長距離歩いてからの遡行は堪えます。

一応幼魚でも釣れましたということで、帰りましょう。
帰路は、時間が早いこともあり、道の駅で昼食と中年男性2人で足湯に浸かりながらアイスを食べました。(他の人からは異様な光景だったのでしょう)
その後に胃痛と激しい睡魔が小生を襲いました。
かなり危険な状態だったので高速乗り口手前のお土産屋さんに車を停めて、一眠りさせて頂きました。
その間、ノムリエTさんはお土産屋さん等で時間を潰してもらい、少し寝たら復活して一気に帰りました。(ノムリエTさんありがとう)
今回は、季節・地域・気候の影響で魚が居着いている場所も大きく変わることを身をもって経験しました。
自然河川1年目だってことを忘れてました。
環境によって変わる魚が居着く場所、川読みが確かになるためには、もっともっと経験や努力が必要だと感じた釣行でした。
シャカリキテンカラは置いておいて全体を振り返ると、懐かしの地で美味しい食事をして、一泊二日で4回戦のテンカラを堪能できた満足の釣行でした。
テンカラ万歳‼
タツおうです。
久しぶりになってしまった釣行は、奥鬼怒栗山と湯西川の宿泊での贅沢釣行となりました。
同行者は、ノムリエTさんです。

奥鬼怒栗山エリアは、今回で2回目です。
前回は、愛竿を折ってしまうトラブルもありましたが、初めて天然河川で尺上ヤマメを釣り上げた場所です。
宿泊が湯西川なので、鬼怒川支流の前回行かなかった湯西川方面の土呂部川へ入渓しました。

期待を膨らませて最初の淵で、ノムリエTさんにあたりが‼
8月は家族サービスで竿封していたのに、見事にイワナを釣り上げました。
これは本日の爆釣を予感させる1本でした。
爆釣の予感とは裏腹に、登れども小生にはあたりが全くありません。
しかし、久しぶりに竿が振れる喜びと、撃沈は無いという根拠の無い自信から、ポイントをつつきまくりました。
(ノムリエTさんは、最初のイワナとバラシ1回あるのにあたりすらない…)
あたりの無いまま、土呂部川で3ヶ所入渓しましたが、宿のチェックインの時間が近づいたため、湯西川へと移動します。
本日の宿は、湯西川の民宿やま久さんです。

宿には顔を出すものの、やま久さんのご好意を承り、やま久さんの駐車場に車を停めて湯西川で延長戦です。
湯西川温泉は、数年前に小生の尊敬する仕事の師匠の一人(訳あり疎遠になってしまいましたが)と思っている方と、今でもお付き合い頂いている10年来可愛がって頂いている仕事のお客様とのオッサン3人で来た思い出の濃い場所なのです。
これはボウズでは湯西川で宿泊できないと延長戦になって火が着いた小生は、強い思いを背負って入渓しました。

しかし変わらず、あたりは全くありません。
『魚は何処に居るのかな?』
と迷いながら堰堤に到達しました。

堰堤には居ました。
厳密に説明しますと、堰堤では出なかったので、脇の小さな落ち込みに打つとヤマメが出てきてくれました。

最後の最後でボウズは免れ、晴れて宿へと帰還しました。
民宿やま久さんのご主人は、本物の猟師さんです。(宿の選択や予約はノムリエTさんです)
夕食も湯西川の郷土料理と共に鹿鍋をいただきました。


(この鹿鍋は絶品です‼ )
美味しい郷土料理を日本酒でいただいて、食後にはご主人の猟師話を聞かせていただき、楽しいひとときでした。

(黒い彼にはお会いしたくないですね~)
やはり釣れなかったですけど、翌日は早朝から出発して宿の朝食の時間に戻って、ゆっくり朝食をいただき、チェックアウトです。
(釣人には至れり尽くせりですよね)
食後の運動も兼ねて湯西川支流の源流へと1時間の道のりを歩きます。

日頃の運動不足か、はたまた疲れが抜けにくいお年頃なのか、あたりが無いからなのか、長距離歩いてからの遡行は堪えます。

一応幼魚でも釣れましたということで、帰りましょう。
帰路は、時間が早いこともあり、道の駅で昼食と中年男性2人で足湯に浸かりながらアイスを食べました。(他の人からは異様な光景だったのでしょう)
その後に胃痛と激しい睡魔が小生を襲いました。
かなり危険な状態だったので高速乗り口手前のお土産屋さんに車を停めて、一眠りさせて頂きました。
その間、ノムリエTさんはお土産屋さん等で時間を潰してもらい、少し寝たら復活して一気に帰りました。(ノムリエTさんありがとう)
今回は、季節・地域・気候の影響で魚が居着いている場所も大きく変わることを身をもって経験しました。
自然河川1年目だってことを忘れてました。
環境によって変わる魚が居着く場所、川読みが確かになるためには、もっともっと経験や努力が必要だと感じた釣行でした。
シャカリキテンカラは置いておいて全体を振り返ると、懐かしの地で美味しい食事をして、一泊二日で4回戦のテンカラを堪能できた満足の釣行でした。
テンカラ万歳‼
タグ :栃木釣行