タツおうのテンカラ万歳‼

テンカラ王国の総大将テンカラ大王はシマノ山に陣を敷き、その時をじっと待っていました。
例年と同様に、お味方ながら洋式毛鉤フライフィッシングの陣が軒を連ねています。
晴天だが冷たい風が吹きつける川越水上公園で、上着を脱いで待つテンカラ大王に続々と伝令が入ります。
今年も吉田毛鉤会から、会長が自らご参陣です!!
続いて上州・相州・武州からもご参陣です!!
そしてテンカラ大王に、満を持してフルモデルチェンジを終えた、先調子のテンカラ竿「渓峰」が手渡されました。
テンカラ大王は、その新型「渓峰」を人差し指と同時に小指をたてながら手に取り、そして小声で『サクラは揃った』と一言添えてから、『いざ出陣!!』と大きな体を動かしました。


[今年も晴天のサンスイトラウトフェスタ]

今年も年末を感じるサンスイトラウトフェスタがやってまいりました。
前日の冷たい雨で天候が心配でしたが、天気予報の通りの晴天でした。
このサンスイトラウトフェスタは、冬の南関東の晴天率が高いとはいえ、雲ひとつない本当の晴天が多いですね。



今年は朝一から入場しようと、ノムリエＴさんと開場時間前に現地に到着しましたが、冷たい風が吹く中で開場を待つ列に並ぶことができず、暖かいところで時間を過ごし、行列が入場したことを確認してから、ゆっくりとした入場です。
そして中には、このフライフィッシングのイベントの中で唯一テンカラの砦を守る、存在感が大きい、体も大きなテンカラ大王石垣先生がいらっしゃいます。
まずは大王殿下にご挨拶です。


[今年もアウェイ孤軍奮闘の石垣先生]

石垣先生の数少ない関東イベントとあって、関東近郊のテンカラ師が続々と集まります。
皆さん新製品のテンカラ竿「渓峰」に興味津々です。
名前は古くからある「渓峰」ですが、踏襲しているのは先調子というところのみで、スパイラルＸのブランクスを使用した、全く新しいテンカラ竿に仕上がっています。
カーボン含有率9 9.9%と軽くて、強さと粘りを合わせ持っているようで、ベテランテンカラ師の興味を誘ってヨダレが流れても当然かもしれません。
硬いのがお好きな方には、もってこいのテンカラ竿ですね。



来場のテンカラ師と談笑して、激安のマテリアルを購入し、ノムリエＴさんと走って近くのスーパーまで行って(推定１キロ)昼食をすませると、今年は例年より40分遅い12時40分から始まる石垣先生のデモンストレーションです。
数多くいた顔見知りのテンカラ師だけかと思いきや、例年通りテンカラに興味を持つ方々が揃ってます。
毎年のデモンストレーションが少しずつ、そして結果的には多くのテンカラ師を産み出しているのですね。


[偉大なるテンカラ大王殿下]

デモンストレーションは、テンカラの基礎から仕掛けやキャスティング、シマノ新製品の「渓峰」の紹介を入れながら、オヤジギャグも入れながら進んでいきます。
今回も時間内に終わり、質問タイムです。
今年は誰も質問が無さそうです。
すると石垣先生は『目が合いましたね』と、えっアタクシですか？
油断大敵ノーガードのボディブロー炸裂、久しぶりに大昔の記憶に残る学校というところの記憶が頭を過りました…
ところで何ページの何行目でしたっけ？



デモンストレーションが終わると、「渓峰」と一緒に紹介していた、VARIVAS2430V-WBLをデモンストレーションを聞いた皆さんと、モーリスブースで見学をして、シマノブースに戻った石垣先生が落ち着いた頃に、NPO法人バーブレスフック普及協会(石垣先生は当協会の監事です)のミーティングを終えて、今年のサンスイトラウトフェスタを後にしました。


[ノムリエＴさんからいただいた鹿肉]

帰りにノムリエＴさんから、初めての獲物の鹿肉をいただきました。
帰宅したらすぐに凍っていた肉塊を味見程度にスライスして、塩胡椒のみで焼き上げると、これがとても美味なのです。
ノムリエＴさんに美味いよとお礼のメールを送ると、しっかり下処理した鹿の最高の部位だから当然とのこと。
いやいや最初の獲物の最高部位をありがとうございます。
当分仕事帰り晩酌の楽しみにさせていただきます!!



[私も竿振りから伝授いただきました]

今年も石垣先生のイベントが終わってしまいました。
今年も沢山のイベントに参加させていただき、ありがとうございました。
特に今年はテンカラ技術をご伝授いただき、飛躍した年にしていただいたこと、心より感謝いたします。
また来年も多くのイベントに参加させて下さい。
来年もよろしくお願いします!!





テンカラ万歳!!