タツおうのテンカラ万歳‼

酷暑が続いた昨年とは打って変わり、涼しげな日が続く８月の最終日に、昨年に引き続き今年も、テンカラ大王イベントの「行く夏を惜しむバーベＱの夕べ」に参加させていただきました。


[今年も開田高原に来れました!!]

昨年は、西へ向かう高速道路の先に虹が出ていて、雨の開田高原だったのですが、今年の天気は良さそうです。
しかし、気温が下がるのが早い今年の気候と、雨が多く増水気味とのことです。

今年は、昨年よりもゆっくりの出発です。
そのゆっくりが仇となり、八王子近辺で渋滞になりかけのノロノロにはまってしまいました。
運転のストレス軽減を考えると早く出発した方がよかったと少々後悔しながら進みましたが、予定通りの時刻に到着です。



集合場所は、プチビラＭＴおんたけさんです。
中へ入ると、テンカラ大王石垣先生はすでにいらっしゃいました。
石垣先生や他の参加者さんにご挨拶をして、テンカラ談義に加わりました。
テンカラ談義の中、プチビラＭＴおんたけのオーナーより当日まで宿泊していたテンカラ大王ファンの外人さんが近くで釣りをしているとのこと。
石垣先生の要請により、私のデリカＤ５で釣り場まで石垣先生をお連れさせていただきました。

到着すると、それらしきフライマンがキャストしてます。
声を掛けて近くまで来てもらうと、テンカラ大王の存在に気づき大興奮です。
その外人さんは、アメリカ在住でYouTube等でテンカラ大王を見て憧れを持ったとのことです。
また、日本の渓流魚にも憧れを持ち、今回は釣りに日本まで来ていたようです。
テンカラ大王と会えるとは思っていなかったのでしょう。
本場の生の『オーマイガッ!!』が飛び出してました。
そして石垣先生と写真を撮ったり、サインをもらって、言葉だけでなく体でも喜びを表現してました。
最後にテンカラ大王御用達のVARIVAS2120WBをプレゼントされて、満足げに帰っていきました。
ちなみに石垣先生は流暢な英語で会話されていましたが、日本語もまだ覚束ない私に英語を理解できるはずもなく、会話を笑顔で眺めさせていただきました。



さあ釣りに行こうと動き始めたのはお昼くらいです。
参加者の半数くらいは、集合しないで即実釣のようです。
また今回も石垣先生とＮさんに連れていっていただいてしまいました。
ご当地名物の開田蕎麦をいただき、出発しました。

連れていっていただいたのは、シマノの「ようこそ、渓流釣りの世界へ」に掲載されている「もっと釣るためのテンカラ講座」の取材で使ったという場所です。
熊が多いとのことで、常設された熊避けの鐘を鳴らして藪こぎで進みます。
そして入渓した場所は、「もっと釣るためのテンカラ講座」にある滝の写真のところからです。


[鳴らし方で釣果に影響があるとか!?]


[本当に取材の写真と同じ場所ですか？]

掲載されている滝の写真とは違う、爆流の滝を見て、『行くか？』と聞かれましたが、もちろん行きません。
その滝を後にして遡行を開始しました。
いつもと同じく先行ですが、もう緊張はしません。
特に今回は、リリース派の方々の集まりですが、年に一度のバーベＱでイートの日なのです。
釣らなければいけない日なのです。

後ろに竿を収納した石垣先生に見守っていただきながら、水量の多い川の際や肩などの比較的流れが遅いところを中心に狙っていきます。
そこで石垣先生から『浅いところが狙い目』とアドバイスをいただきました。
アドバイスの通り、浅い弛みに毛バリを落とすと不自然にハリスが止まりました。
満を持して合わせました。
掛かると、余裕を持って後ろにいた石垣先生へ笑顔で振り返ります。
バレるとは思っていません。
合わせが完璧だった以上に、毛バリのフックが西三郎(VARIVAS2430V-WBL)だったからです。


[今日でなければリリースだったのに…]

石垣先生とＮさんの前では珍しく、割りと早めの釣果となりました。
今日は爆釣かとおもいきや、その後はあたりがなく、最終的の釣果はこのイワナ１匹でした。

今回は早い釣果に安心して、ゆっくり２名のテンカラ達人級の釣り方を拝見させていただきく時間がありました。
こんなに上手い方々のテンカラをじっくりと拝見できる機会があるなんて贅沢ですよね。
何かを得ないと罰があたりますよね。
しっかりとキャスティングのコツと流し方を盗ませていただきました。
キャスティングの主役はラインです。
キャスティングは竿振りではなく、糸使いだと気づきました。
そして、流し方は竿使いなのですね。



プチビラＭＴおんたけさんに戻ると、続々とイベント参加者さんが戻ってきました。
口々に、今日はイワナよりもアマゴの日だったと言っています。
前日まで大水が出ていたので、遊泳力のあるアマゴは出てきたが、イワナは岩の下から動かなかったのではないかとのことです。
行ったのがイワナの渓だったから厳しかったかもしれません。
それに皆さん同じ渓に入ったようで…

全員集まったらバーベＱの始まりです。
皆で外へ出ると、空から水がたれてます…
雨です…
急いでテントを出していただき、屋根を設置して、改めてバーベＱのスタートです。


[バーベＱ参加だけでも来たいですね]


[この豪華な具材ですよ]

美味しい飛騨牛と天然新鮮のイワナとアマゴでお腹がいっぱいです。
ビールもサーバーから自分で入れる生ビールなので、ビールも進みます。
二次会は屋内に入ってテンカラ談義なのですが、またしても私は座りながら居眠り状態で、先に寝かせていただきました。(昨年と同じイビキコンビの相部屋です。)

朝起きると雨です。
降ったりやんだりですが、晴れそうではありません。
どうすると聞かれましたが、釣れれば行きたいけど釣れないで雨の中は厳しいですよね。
帰り道の近道と、その道筋の観光地を教えていただいて、帰路へとつきました…
つきました？
つきません！ 寄り道しましたよ！





テンカラ万歳!!