2017年09月06日
テンカラ竿修理 ~グレードアップの回転リリアン~
こんばんは。
タツおうです。
愛用の渓流テンカラZLの竿先が、折れてしまいました。
実は、以前にも他愛もない仕草で折ってしまったこともあり、注文から入荷まで待つあいだ、自分で補修をして使用をしていたので、#1の控えがありました。
なのでトラブルでも、控えを使って差し支えのない、テンカラライフを過ごしてきました。

(多すぎる接着剤を含む修理の品々)
しかし折れたままの#1をそのままにしておくのは、もったいないので、またまた修理です。
前回は、リリアン直取付けだったので、今回は回転リリアンにしてみようと、グレードアップで修理を試みました。

(愛用のノギス まだまだ0.05㎜まで肉眼です!!)
先ずは、先端の径を測定して適合する回転リリアンを選択します。
クリアランス(のり代)を考慮して、0.05㎜大きいサイズを購入します。

(錆はありますが使用は十分のヤスリ)

(目の細かいペーパーを使用)

(見覚えのあるアルコール綿棒を使用)
折れた先の断面は、きれいではないので真っ直ぐになるようカットします。
金鋸でも良いのかもしれませんが、きれいにカットするため、ヤスリでカットしました。
そして、切断面と回転リリアンの被る部分をサンドペーパーで削ります。
回転リリアンの被る部分にペーパーをあてるのは、目荒らしで接着剤の食い付きを良くする意味も含んでます。
汚れを落として、しっかり乾燥させます。

(ちょっと出過ぎてしまいました)

(接着力には絶大の信頼のエポキシ樹脂接着剤)
エポキシ樹脂系接着剤は、基本的に2液性の化学反応で硬化します。
空気に触れる乾燥硬化の1液性だと表面硬化で内部が硬化しないと言う心配はないのですが、しっかり混ぜないと硬化不良を起こす恐れがあるので、しっかり混ぜ合わせます。
しっかり硬化すると、まず外れないでしょう。
(硬化中は、毒素が発生するので換気は十分に取りましょう。)

(クリアランスは小さいので接着剤は少量)

(余った接着剤もすぐに捨てません)
接着剤を少し着けて、回転リリアンを取り付けます。
しっかり混ぜ合わさっているかの確認のため、余った接着剤は、見えるところに保管します。
(硬化を確認してから処分します。)

(う~ん グレードアップ!!)
回転リリアンを取り付けて、接着剤が完全に固まったら修理完了です。
明日の会社帰りには、触れても大丈夫でしょう。
これで禁漁までのラストスパート準備が整いました!!
テンカラ万歳!!
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