2023年03月07日
山梨小菅川 2023年3月5日 ~涙の開幕戦~
解禁日当日に竿を出すのは、遠い昔のお話のような気がします。 ブログを読み返すと2020年以来のようです。 昨年は左膝十字靭帯損傷(病名だけはスポーツ選手のようでかっこいいですよね)による、靭帯再生手術直後でドクターストップ、年券の購入だけで渓におりるのを控えました。 一昨年もまたコロナ禍の影響で、年券の購入だけでサラッと帰ったのか、ブログに書いた開幕戦が4月だったので、何らかの理由があって解禁日には竿を出さなかったのでしょう。 何はともあれ、3年ぶりの小菅川解禁日の開幕戦となりました。 昨年は、ほとんど釣りに出なかったので、出がけに渓流シューズが見つからないトラブルに見舞われましたが、11時には小菅村漁協の特別ブースのある、ほうれん坊さんの前に到着。 顔見知りの漁協組合員さんにご挨拶をさせていただき、今年の小菅川の状況をお聞きしました。 今年は源流域の林道が途中から立入禁止とのことで、解禁日の混雑が予想されるため、今日はC&Rで遊ばせていただくことにしました。

[過去の特別年間遊漁券]
小菅川の解禁は正午です。 私より先に到着されていたバーブレスフック普及協会副代表のTさんもC&Rに行かれるとのことで、ご一緒させていただきました。 12時を回って小菅川の解禁と共に、T副代表とご一緒のKさんと3人で渓へとおりていきました。 久しぶりの渓流の空気は最高です。 帰ってきた喜びが身体の奥から湧き出てくるようです。 逸る気持ちを抑えながら、仕掛けを竿に結んで、ラインの巻きグセを取っていきます。 T副代表は小菅川のリバーキーパーも務められているので、解禁直後の状況を確認すべく、竿を出さずに上流へと歩いていきました。 私はフライマンのKさんと並んでテンカラ竿を振りはじめました。 なんと振りはじめの数投でアタリが…。 早合わせになってしまって掛かりません。 「焦るなよ」と頭の中で呟きながら一呼吸入れます。 そして同じ流れに乗せるとアタリ、今回はしっかり合わせて見事にヒットしました。 久しぶりの取り込みに焦りながらも、ちゃんとネットインすることができました。 ネット内のヤマメをしみじみと眺めながらポケットを探ります。 なんとスマートフォンを車に忘れていたようです…。
開始早々の釣果に爆釣の妄想をしてしまいましたが、その後は全くアタリがなくなってしまいました。 魚影は見えるのですが、毛バリに対して興味を示しません。 すると隣に入ったルアーマンが数投でヒットです。 これは掟破りのトラウトガムかと、今回用意していた100円SHOPのトラウトガム風毛バリ?に替えました。 オッとびっくりの集魚を見せるではありませんか。 調子に乗って誘いを入れるとギュンと魚が寄ってパッと合わせると食っていなかったようで、掛かりません。 そんなことを数回続けて、難しいなと思っていると、隣にはT副代表がいらっしゃいました。 T副代表は、この世界で名前の通っているフライマンです。 私が釣れなかった場所で見事にヤマメを釣り上げました。 やっぱり凄い方は凄い。 ちなみに毛バリで釣りやすい、浅い流れにいる魚影をT副代表から教えてもらってチャレンジしたのですが、私の毛バリに関心を持ってもらえず、解禁日開幕戦の竿を納めることにしました。

[いつもの解禁日より暖かい小菅川]
久々のテンカラ、なんか良かったです。 意外と変な高揚感もなく、なんか日常に戻った安心感のような気分が続いたような気がします。 何より通院中の左足が驚くほどの安定感を出し、昼からの半日ですが、ずっと動くスタミナもしっかりついていました。 一昨年の開幕戦のブログを確認すると、久しぶりの渓歩きに体力の衰えを感じている様子がありますが、今年は体力バッチリです。 仕事との両立で苦労をしているリハビリの成果をしっかり実感できました。 私のテンカラ履歴の空白を埋めるように、今年はたくさん遊びます。
サブタイトルの『涙の開幕戦』の『涙』ですが、帰り道に花粉症で目がグシュグシュになったということでした。 スギ花粉のことを入れるつもりでしたが、すっかり忘れてしまいました。
テンカラ万歳!!
タグ :山梨釣行