今年も年の瀬が近づいてまいりました。
年の瀬の語源は、浅く流れの早い川の瀬からきているようなのですが、もう川の瀬には、ほとんどの魚はいなくなっているのでしょう。
瀬にはいなくても、もちろん禁漁の川には入りません。
いつもの管理釣場へと行ってきました。
[ステッカーかっこいい!!]
過酷な一週間でした。
火曜/徹夜仕事・水木曜/連日忘年会で、やっと通常勤務の金曜日の日中。
明日いきたいな、今年最後っぽいし…
えぇーい行ってしまえ!!
と気合いを入れて仕事を終わらせ、帰宅後に即寝をした翌日、早いとは言えないが希望の時間に起床です。
しっかり起きた自分を褒めつつ、準備をして車に乗り込みました。
到着は9時半と、前回よりも少し早い到着です。
それに今回は、カイロも準備して防寒もバッチリです。
勇んで川へと向かいましたが、自然渓流エリアに人影が見えたので、先ずは下のポンドエリアで遊びました。
[見通しが良くなった入口周辺]
寒い中でも、ポンドエリアは爆釣です。
なるべく冷たい水に触らないよう、針外しを使用して、魚も水から出さずにリリースします。
数釣りを楽しんでいると、管理人さんが放流にきました。
そして暫し談笑です。
釣場の復旧で忙しくしていた管理人さん、今年は会えないと思っていたので、お話できてよかったです。
魚の感触も十分に楽しんだので、自然渓流エリアへと足を進めました。
ニジマスは掛かりますが、イワナやヤマメは動きません。
大分叩かれているのかと思いながら進むと、人影が見えました。
ルアーマンが釣り下っているようです。
私の存在に気づいたのか、一気に下ってきます。
川の中をバシャバシャと!?
口を開いて見ていた私の横を頭を下げながら過ぎていくルアーマン。
悪気は無さそうでしたけど…
そのルアーマン、通り過ぎて10mほどしたら、また釣り下りはじめました。
ルアーマンが釣ったであろう範囲は、魚影が濃い管理釣場とはいえ、アタリどころか魚影も一切ありませんでした。
足跡が消えづらいこの季節、形跡が無くなるところまで上ることにしました。
[余程の好き者しか来てないでしょう]
ある程度進むと険しさが増します。
ここまで来ると、放流はもちろん餌も与えられていないので、ほぼ天然に戻った魚しかいないでしょう。
やはり反応は全くありません。
しかし大水前の面影が少ない自然渓流エリアの新鮮味を感じながら、ひとり竿を振り続けます。
すると沈み石を毛バリが通過したところで反応がありました。
[きれいなヤマメです!!]
このヤマメは、大水後に上ったのか、それとも大水に耐えたのか。
水に放つと機敏に動き、元の沈み石とは違う岩の下へと消えていきました。
季節外れの源流気分を味あわせていただいたことに、心からの感謝の思いを込めて、後ろ姿を見送りました。
更に上流に進み、小さな石がたまっている平地から竿を振っていると、足元の小石がズリッとずれて後ろに体勢を崩してしまいました。
そして後ろ足を出したところに埋った枝があり、ふくらはぎを取られて背中から転倒です。
運が悪く、倒れた右側に突き出た岩があり、右肘をガツンと強打して悶絶…
[こんなに何でもないとこだったのに]
いつもなら転倒することはないくらいの感覚でした。
足を取られたら身動きができませんでした。
やはり睡眠不足が堪えていたのかもしれません。
少し休んで竿が振れることで安心しましたが、この後に大事にならないように、降りることにしました。
早い時間でしたが、着替えを済ませて受付棟へ向かいました。
今日の完全防寒対策は、冷たい蕎麦を食べるためでもあったのです。
対策はバッチリで、もりそばと鴨焼きを美味しくいただきました。
[この冬は食事だけでも行こうかな]
腹が膨れると、頭がボーっとしてきました。
疲れと満腹で睡魔が降りてきているのか…
動けなくなる前に帰路につきました。
やはり睡魔だったようです。
高速に入る頃にはまぶたが重くなってきました。
久しぶりに上里SAに入り、少々睡眠を取り、再び車を走らせ、無事に自宅へと帰りました。
今年の私のテンカラも幕を閉じました。
思い返すと、過去最高の一年だったように思います。
こう言えるのは、
石垣先生をはじめ皆々様のお陰です。
来年は、もっと精度を上げるべく、今年以上にテンカラに励みます。
皆々様、お早いですが今年一年ありがとうございました!!
良いお年をお迎え下さい!!
テンカラ万歳!!