山梨多摩川水系9月22日(18/20) ~テンカラマンゾク~

タツおう

2018年09月25日 23:17


こんばんは。
タツおうです。

以前は、魚がここに居ると仮定しながら、打ち込みをしてました。
予想通りに魚が出てくると、未熟ながらもそれは気持ちが良かったものです。
しかし、最近はマンネリ化したのか自分でも気づかぬうちに、あまり細かく考えないようになっていました。


[閻魔と鬼に笑われた]

瀬脇の巻き返しや、ギャップを作り出している大岩廻り等に、ほぼピンポイントで打ち込んで、落ちた毛バリに反応する魚を釣るスタイルを主としてきました。
活性が高い状況で、打ち込みがはまると毛バリが着水したか否かのタイミングで「バシャッ!!」と水面を割って出てきます。
それが気持ちが良いのもありますが、釣り方に偏りがあったことは事実です。

今年の関東近郊は、短期間に渇水と増水を繰り返し、盛夏は異常気象と言われた酷暑が続きました。
災害レベルの台風も数度通りすぎました。
変化が激しいからか、活性が上がらず自分の偏りのあるテンカラでは、太刀打ちできない状況が続きました。
そう感じたのは、いままで以上に肩のあたりでの釣果が増えてきていました。
一時期は、その肩のあたりしか釣果がなかったのかもしれません。


[釣りの神様? 浦島太郎]

毛バリを流して釣る方法は、自分では不得手ではないと思ってました。
実際に、瀬脇や肩での釣果を得てたので。
しかし、引き出しがあまりにも少な過ぎました。
瀬脇や肩では、食い筋に入っていれば良いと、川を平面に捉えてポイントを見ていました。
ピンポイントで打つのも、同じ考え方になるのでしょう。
毛バリを沈めることはあっても、川底のギャップに向けて流すことは、いままで考えたことはありませんでした。

そんなことを考えながら、前回もですが「ここに隠れてる」とか「こうやって出てくる」と想像(妄想)しながら、歩き馴れた小菅川に毛バリを打っていきました。



長い前置きでしたが、入渓したのは高低差がある区間です。
ある程度、ポイントが絞れて、分かりやすい場所が多い区間になります。
入渓場所に、車が1台あります。
先行者ありを覚悟で入渓しました。


[ポイント多数の良い渓です!!]

同じ渓を見ても、いままでと目から頭に入る情報が倍になっているのでしょう。
景色は変わらないのに、見え方が全く違います。
今年の実績がある肩も、ここに居たから出てきたんだと、いまだから分かることも見えてきます。
やはり自分を中心に考えると、景色は変わったのでしょう。

少し長い瀬の流芯に沈み石がありました。
その沈み石の脇を毛バリが流れるように振り込みます。
すると毛バリが沈み石を通過した頃に、水面から出ている糸が暴れるように動きました。


[なかなかの良型でした!!]

まだまだ沈みきらない層での釣果ですが、魚の居た場所は想像通りでした。
あたりがあった時に『ヨシッ!!』と声が漏れてしまいました。

その後、いまいち毛バリが沈みきれてないようでしたので、タングステンビーズヘッド毛バリに変えて、沈み石廻りを中心に攻めていきます。
するとピタッと糸が止まりました。
止まり方が、あまりにも不自然だったので、根掛かりでないかと疑いながら、恐る恐る合わせてみました。


[教えてくれたイワナ先生]

しっかりと沈んで、魚の鼻っ面を流れた毛バリに口を使うと不自然に止まるみたいですね。
解禁当初の春先なんかの、落ち込み脇の巻き込みとか瀬脇を流したときのアタリがこんな感じでしたね。
何より、魚の動きを最小限で留めながら毛バリを喰わせたアタリがこれなのかと理解できたことに感動です。
そして毛バリの流し方のバリエーションが増えたことに達成感です!!
開田高原の講習が、着々と身に付いてきていると実感できる釣行でした!!



ランチは久しぶりの廣瀬屋旅館さんです。
解禁中のランチ再開は嬉しいです!!
もちろん「豚バラ炙り丼大盛」ですよね!!





これからは、きのこの季節ですよね。
禁漁になってもきのこを食べに来たいなと思ってしまいました。





テンカラ万歳!!





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