行く夏を惜しむバーベQの夕べ2018[前半] ~虹の向こう側へ~

タツおう

2018年09月04日 18:56

こんばんは。
タツおうです。

9月の初釣行は、テンカラ大王石垣先生のイベント参加です。
以前より参加したかった「行く夏を惜しむバーベQの夕べ」にお誘いいただいて初参加です。
あのDVDのロケ地、開田高原に行ってきました。


[木曾馬が迎えてくれました]

朝早い出発を考えていましたが、前日にGoogleマップで調べたら4時間です。
対したことないと、余裕をみて5時間前に出発しました。
昨日にアルコール持ち込み解禁になったため、お酒の商品揃えの良いコンビニへ寄って仕入れ、遠回りですが先日までメインに使用していた三郷南より外環に乗って出発です。

池袋線から首都高環状2号で都心へ入り、新宿から4号新宿線で中央道へと向かいます。
すると前方に虹の柱が立ってます。
中央道に入り調布を過ぎる頃に、虹の柱は道路を跨ぐように本来のアーチ状の姿になり、私を迎えてくれてます。
私は虹へ向かって走っていきます。
と言葉は幻想的ですが、西へ進む方向の虹ですので、当然の如く進んでいる先は雨です。
甲府あたりでは、ワイパーが効かないほどの雨にあたってしまいました。



南アルプスを越えると晴れるかなと、高速道路を下りるころには、雨は小降りになり、中央アルプスを越えればと期待しましたが、小雨が断続的に降り、やむことはありませんでした。
そして、集合場所の「プチビラMTおんたけ」さんに到着しました。


[憧れの「プチビラMTおんたけ」さん]

あの名作DVD「テンカラHitVision」のエンドロールにも名前が出てくる「プチビラMTおんたけ」さんです。
中へ入ると、そこには名作DVD「テンカラHitVision」の主演、テンカラ大王殿下がいらっしゃいました。
殿下より『雨になってごめんなさい』と、晴れたら窓から見えるという、素晴らしい御嶽山の写真を見せていただきました。
謝らないで下さい。
今年も殿下のイベントを数多く参加させていただいてますが、今年のイベントでは初めての雨です…

話をしていると、続々と参加者が到着します。
しかし誰も外へ出ようとしません。
雨だからですね…
しかも前日からの雨で、ほとんどの川が増水しているとのこと…
このくらいの雨なら大丈夫と、石垣先生に増水の影響の少ない釣れる川を教えていただき、いざ先鋒部隊出陣と相成りました。



カーナビの調子が悪く、たどり着くのに手間取りましたが、教えていただいた入渓点に駐車して、準備を整えます。
一緒に出発したのがテンカラ歴2年目のAさんです。
ここはいいところを見せないとと、気合いが入ります。

入渓すると、優しいAさんは先行を譲ってくれました。
これは必ず釣らないとと、心は勝手に気合いからプレッシャーへと変わりました。
良からぬプレッシャーがかかると、心の弱い私は基本的に釣れません。
しかし今回は何故かパッと釣れてしまいました。
5寸程度のアマゴです。
しかし関東在住の私にとって、アマゴの釣果は非常に貴重です。
写真を取ろうとすると、携帯電話が無い…

携帯を忘れたことに気付きました。
開田高原の初釣果写真を諦めて、車に携帯電話を取りに行きました。


[初写真は朱点が多めのケバめなヤマメ]

しかしアマゴ釣果写真のチャンスは、すぐに訪れました。(珍しく)
1投目で水面を飛び出してアタックしてきましたが、毛バリを咥えてません。
ゆっくり立ち位置を変えて、横にポジションを取り、先ほどと同じ瀬脇の筋をなるべく水面近くを流れるように毛バリを流しました。
今度はしっかりと咥えました。
前週に調整したので、合わせはバッチリです。
先ほどよりサイズアップの6寸アマゴを写真におさめました。



アマゴの釣果に満足したので、Aさんに釣ってもらおうと、竿を納めて見させていただきました。
すると2年目とは思えない、なかなかの腕前です。
その前にもイワナの釣果もありますし、釣ってもらおうなど偉そうですが、個人的にも里川なのでいまいち気合いが乗らなくて…


[お揃いで道路からアドバイス]

少し進むと脇の道路から石垣先生とNさん、Kさん夫妻が覗いてます。
ベテラン揃いに見られながら、さぞプレッシャーだろうなと思うと、Aさんはサッとイワナを釣り上げました。(Aさんは技術もさることながら、持っている方ですね。)

Aさんのライントラブルにより、私が竿を出すことになりました。
いや緊張ですね~。
結局釣れずに、皆さん他の釣場へと行ってしまいました。
いや~上からは特に緊張しますね。



緊張さめやらぬまま遡行を続けます。
その後は、3~4寸程度のイワナしかありません。
本日は、リリースサイズのみです。
実はイベントタイトルの通り、今夜はバーベQなのです。
皆さんも普段はリリースですが、本日限りで自分が食べる分だけキープしなくてはなりません。


[このイワナを美味しくいただきました]

これは不味いと気合いを入れて遡行します。
釣ろうと思うと、なかなか釣れないものです。
しかし、ここは狙い通り思った通りの場所で、キープイワナをゲットしました。



Aさんもイワナを3匹キープしているので、ここらへんで食事にしようと、退渓してスマホで近場のお店を探しました。
そして入渓点から一番近い食堂を調べます。

来る途中でも、畑の蕎麦が花ひらき、とてもきれいな風景でした。
やはり長野は蕎麦ですかね。
たまたま一番近いお店が蕎麦屋さんでしたので入ったのですが、初めての場所だとハズレがないかと心配です。
しかし、待っていると今回のイベントのお仲間さんが入ってきました。
初めてのお店でも、知り合いが来ると安心しますよね。


[やはり長野は蕎麦ですね]

蕎麦は平打ちの二八ですかね。
さすが本場と思える味を堪能しました。
そして、お仲間さんと午後の釣場のための情報交換です。



雲行きの怪しい中、川を変えての移動です。
たどり着いたのは、見覚えのある川です。
その川は「テンカラHitVision」の撮影に使われた川なのです。
撮影から数年を経ていますので、渓相は少し変わってますが、どこで釣れたかは覚えてます。
しかし渓相の変化よりも、前日の雨での増水による水量の違いが、同じポイントで釣れる気配を感じさせません。


[テンカラHitVision逆引き?]

眺めていても仕方がないので、竿を出すことにしました。
時間が経つ毎に、辺りは夕マヅメかと思うくらいの暗さになってきました。
そして大雨に…
アタリは一度もありませんでしたが、この雨では撤収です。

着替えをしていると、お仲間のTさん・Sさん・Kさんがやってきました。
雨により撤収を伝えると、Tさんは『雨に負けてられるか!!』と単独で出撃していきました。
この根性が釣果を生み出すのですね。


[雨の中で奮闘のTさんです!!]

Tさんの帰りを待ち、宿へ戻る前に温泉に連れて行っていただきました。
宿の少し先にある『やまゆり荘』です。
鉄分が多いのか濃いサビ色で、雨にあたって冷えた体をあたためてくれました。



これから「プチビラMTおんたけ」さんへ戻り、バーベQになるのですが、長くなったので次回とさせていただきます。




テンカラ万歳!!






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