こんばんは。
タツおうです。
前回の自然渓流釣行から詳細な河川名を伏せましたが、今さら伏せてもですよね。
今年は、未経験の渓流に多く行きたいと思うので、他の渓流の釣行記と同じになるように、今年の解禁後の釣行タイトルを変更しました。
しかし今回は、行きつけの渓流です。
[いつもの多摩川源流でございます]
最近の貧釣を払拭すべく、意気込んでいた割に、昨夜から続く睡眠状態の回復に手間取り、少々遅めの出発となりました。
一般的には、この状態を「寝坊」と表現するそうです。
関東圏屈指の激戦区です。
到着した頃には、各入渓点に釣人の車が停まっている状況でした…
解禁から渓流釣りを楽しんでいる方々の内、鮎解禁に伴って鮎方面へ行く方々も多いので、源流は多少楽になるかと安易な考えを持っていましたが、外れてしまいました。
しかし後追い経験は多いので、この時期なら大丈夫と勇んで川へと降りて行きました。
『さあ始めるぞ!』と竿を出そうとした瞬間、竿を忘れていることに気付きました。
先行がいるので、急がない方が良いのですが、竿を忘れるとは…
そういう経験をお持ちの方はあまりいないでしょう…
竿を取りに車へと戻りました。
[小場所も丹念に探ります]
気を取り直して、仕切り直しのスタートです。
後追いの場合は、テンカラの強みを生かして、浅場の際や流れの中の岩廻りを重点的に狙います。
また大場所でも瀬脇を打ちますが、その廻りに点在する小さな巻き込みをピンポイントで打つと案外出るものです。
水温は12℃、水は少なめですが、必ず出ると信じきって遡行を始めました。
装備は、ボサに強いPackテンカラZWとノーマルストレートラインです。
風も少ないので、小さな狙いもピンポイントで入ります。
慣れるとPackテンカラZWは、軽いラインでもキレイに打てそうなので、旧ストレートラインもいいかもしれませんね。
狙ったポイントにフワッとキレイに入ると自画自賛しながら遡行しますが、肝心の魚が出ません。
必要以上にアプローチに気をつけていますが、全く気配が感じられませんでした。
こうなると、また自然渓流ボウズが頭をよぎり、焦りが出てきます。
堰堤手前の大淵で、やっと魚影が見えました。
その魚影は、表層近くから中層まで幅広く餌を食べています。
先ずは表層近くから流しました。
反応は示しますが、毛バリを咥えるまでにはいたりません。
ボウズへの焦りからポリシーを曲げて、小さいのやビーズヘッド等、毛バリを替えて挑みましたが結果になることはありませんでした。
※ポリシーもありましたが、手先が不器用なため毛バリ交換に難がありました。
しかし先日、テンカラ女子Yさんに毛バリ取り付けのツールをいただいたので、簡単に毛バリ交換ができました。
このツールは、後日ご紹介させていただきます。
道の駅で軽く食を取り休憩です。(残念ながら廣瀬屋旅館さんはランチ休業)
温泉に入りたかったのですが、ボウズは避けたいと、源流へと戻りました。
そして入渓ほどなくして釣れました。
人に見られたくないくらい、慎重な取り込みでしたが、無事にネットインすることができました。
8寸のヒレピンイワナです!!
安心して写真に収めようとすると…
『携帯電話がない!?』
まだ入渓間もないので、次もあると確信して、嬉しい本日初釣果をリリースして、携帯電話を取りに車へ戻りました。
(この日は何かがおかしかったです。)
またまた気を取り直して再遡行です。
先ほどのヒレピンイワナは、当然の如く2度目は無く同じポイントから出ませんでした。
しかし間違いなく出ると確信して、遡行を続けると、狙ったところからイメージ通りに出ました。
[お腹がパンパンのイワナです]
今回は、取り込みも不安気でなく、無駄のない動きでネットインして、しっかりと写真に収めることができました。
その後もコンスタントに釣ることができました。
何れも大場所ではなく、テンカラならではの場所へピンポイントで打ち込んでの釣果です。
そのため、今回はヤマメは釣れずに、イワナだけの釣果となりました。
今の状況の読みが当たり、イメージと合致した釣果が続いたので、最近の貧釣を払拭する満足感たっぷりの遡行でした。
もう1本とならずに良い気分のまま、明るい時間に帰路へとつきました。
今回の釣行は、午前と午後では全く違う結果でした。
入渓時間や場所も違いますが、根本的な違いがあるのではないかと思います。
では、何が原因なのでしょう。
正しいか間違っているかわかりませんが、今後のために考えられることを記します。
○警戒心が高い
釣果があっても、水面を割って出てくることはありませんでした。
水位が低く警戒心が非常に高い中での後追いだったことが原因だったのかと思われます。
○先行者の釣法
午前中に入ったところは、先行者が堰堤を高巻きしたのか、すれ違うことがなかったのでわかりませんが、午後と比べてテンカラ向きのポイントからも出なかったことから、先行者はテンカラだったのかもしれません。
それもポイントを細かく打つ方なのですかね。
○竿を持たずに入渓
ネットまでしっかり持っていたので、気が急いていたのが原因でしょう。
あと疲れですかね。
○携帯を忘れる
廣瀬屋旅館さんがランチ休みだったのでショックを受けていたのでしょう。
最初は、自分の技術の無さや後追いの知識の勘違いなのかと、自信を無くしかけてしまいました。
まだ自分では気付かない変化があったのかもしれませんが、結果は当日中に自信回復ができて良かったです。
遊びも仕事も他責にしない事で、今の知識や技術に辿り着いたのだと思ってます。
外的要因もありますが、後半立て直した、この釣行は今季の中で大きな意味を成すのかもしれません。
何より釣れて良かった!!
変化に応じることは、何をするでも必要なことであり、その変化に対して早く順応することが、人生にも影響するのかなと思うことがたまにあります。
それを考えると、時間や気候に左右され
、刻一刻と状況が変わる渓流釣りは、その状況に応対することで釣果が変わるので、人生を学ぶ遊びなのですね。
冗談はさておき、季節の流れ時の流れに対応する、おもむきある遊びなのかなと思います。
変化が大きいのは、道路もですよね。
日々どこかで新しい道ができてます。
まさにこの日は、正式名称「東京外かく環状道路」、通称「外環道」が京葉道と湾岸道に接続される、記念の日でありました。
我が市川市を縦断する新高速道路は走りたいです。
元々計画性が無く、出たとこ勝負が大好きな人間です。
新しい高速に乗るのは、乗り口に行くのは下調べが必要ですが、降りるのは気分で降りることが可能です。
新しい高速を走ることは決まっていても、降りるところは決めてません。
外環道を走っていると掲示板に「市川北出口渋滞1㎞」の表示がありました。
初めて見る出口です。
『ここで降りるぞ!』
渋滞表示を見て降りる場所を決めたのは初めてです。
自宅の位置を考えると出口の名前がぴったりなので。
しかし、初日から渋滞しているとは…
降りると知っている場所ながら、酷い渋滞です。
数台前に路線バスがいるので、即抜け道に入ります。
抜け道は、細い道です。
いままで交通量が少なかったので、近所の方々は、非常に迷惑でしょう。
便利になると、見えないところで不便を被るところがあるものですね。
新しい便利ができると、どこか裏側が必ずあること忘れないようにします。
これだけ変化を思うと、変化することや新しいことをきらびやかに捉えているように思われそうですね。
変わらない物も人の心を落ち着かせる、大事なことだと思います。
ましてやテンカラは、道具の材質は進化してますが、竿と糸と毛バリの3点しか使用しないのは、昔から全く変わらない釣りなのです。
日々変化する状況を今後も変わらないテンカラで、これからも頑張りましょう!!
テンカラ万歳!!