こんばんは。
タツおうです。
季節がら、三寒四温の日々が続く中、
ノムリエTさんと、小菅川へ行ってきました。
小菅村へ向かうのは、テンカラだけが目的ではありません。
開催1週間前に迫った、第4回小菅川テンカラ教室の、大事な最終打ち合わせがあります。
最終の書類作りに、睡眠時間を削って作ったテンカラ釣りの時間です。
良い時間にしたいですね。
入渓は、8時くらいですかね。
数日暑い日が続いているので、小菅の涼しい空気が肌寒く感じられます。
前日の準備では、ウエットを出したのですが、ウエットなんてとんでもないです。
素直にウェーダーを履きました。
渓に降りると、久しぶりの渓流の感覚に包まれます。
プライベートの忙しいものが前週で一段落して、心の負担がかなり軽くなりました。
心からテンカラ釣りを楽しめそうです。
ノムリエTさんの前回の
ついでの釣行?では、魚も上に意識が向いていて、表層まで出てきたそうです。
我々には珍しく、二人で小場所を丹念につっついていきます。
ノムリエTさん前回は単独釣行で良い思いをしたからと、大場所は先行を譲ってくれました。
ここは『出すぞ!』と意気込んで、打ち込みます。
前回は上に意識があったとの
ノムリエTさんの情報を聞きながら、使っているのは前回から仕掛けについていた#16タングステンビーズの毛バリです。
これでもかと打ち込みましたが、全くあたりはありませんでした。
気温が一気に下がったからか、前回の
ノムリエTさんのときよりも、かなり活性が下がり、岩下へ潜ってしまっているのでしょう。
こういった予測と現実のズレは、ボの字を招く状況です。
少し前なら必ずボッだったことでしょう。
ここで早めに修正しました。
深場を狙うのは、タングステンビーズで良いし、#16と小さめの毛バリを使っていたので、毛バリを変えずに流し方を変えるだけでも良いのでしょうが、敢えて別の方法を選択しました。
#12太軸フックの
アルパカ胴毛バリです。
釣れない時は、毛バリを小さくと言われるところの逆の発想です。
管理釣場やキャッチ&リリースエリアで、時に威力を爆発させることもあるようです。
今回は、前回の
ノムリエTさんの上に意識があったとの情報を元に、普通サイズの毛バリを沈めて使うことで、お魚さんに一瞬でも活性時に戻ってもらおうという想定です。
太軸フックにアルパカ毛の内部を接着剤たっぷりにした毛バリは意外と沈みます。
そして、そのアルパカ胴毛バリで際の大岩の根元をなめるように流すと…
『出た!!』っとあたりました!!
じっくりと寄せます。
じっくりじっくりと…
『あ~っ!?』とバレてしまいました。
1ヶ月ぶりの天然渓流での取り込みに、慎重になりすぎました。
何より久しぶりの天然魚に弱気すぎたのが原因でしょう。
合わせも取り込みも…
本日のコンディションでは、千載一遇のチャンスを逃したのかもしれません。
しかし、あたりがあったことで自分の想定する毛バリ選択を信じるプラス思考を心掛けました。
そしてこれが、想定以上の結果をもたらすこととなるのは、その時の私には予想ができませんでした。
本日は、非常に低活性です。
バラした以外は、全くあたりがありません。
前回の記事で自分にかけたプレッシャーが重くのしかかります。
毛バリを小さくしようかと少し考えましたが、流し方や流す筋や層を変えたり、誘いをかけてみたりと出来る術を全て試しながら遡行を続けました。
大場所ではない、中規模な落ち込みですが、かなり実績のある、記憶に残っている落ち込みがあります。
セオリー通り、瀬脇から狙います。
出ませんでした。
続いて落ち込みを狙います。
落ち込みから、流し落として最下層に毛バリを送り込みながら流します。
すると、糸がクッと不自然な動きを見せました。
教科書通りのあたりです。
重くズンッとくる引きです。
けっこう良型のイワナであることは、すぐに分かりました。
先ほどバラした経験が生きて、落ち着いて誘導ができてます。
見えたらビックリ大きかった!?
今季の初イワナは尺物でした!!
信じて#12アルパカ胴毛バリで通したことによって、結果が出たのでしょう。
その後は少し食を取り、1本遡行して楽しみ、第4回小菅川テンカラ教室の打ち合わせへと向かいました。
今回は渋い中で、結果を得る事ができました。
毛バリ選択が良かったというのは、単なる思い込みなのかもしれません。
もしかしたら#16タングステンビーズでも同じ釣果を得ていたのかもしれません。
振り返ると、一番の要因は自分が自信を持って、釣れると信じて振り込めたことが釣果をもたらしたのかなと思いました。
いままでは縛り直すのが億劫で、ロストしない限りは毛バリ交換をしないのですが、気分転換の意味でも(元直し?)、毛バリ交換もアリだなと思いました。
これからは、何時でも釣れると信じた振り込みを心掛けましょう。
そして、信じれる手段を持ちましょう。
テンカラ万歳!!
【反省①】
この日は、廣瀬屋旅館さんのランチがお休みだったので、カップ麺にしようと思っていました。
ノムリエTさんが、私の分もカップ麺を用意してくれてました。
水をヤカンに入れてカセットコンロを点火。
ガス欠でした…
仕方がなく、ヤカンの水を二人で飲み干しました。
ノムリエTさんごめんなさい。
【反省②】
少し粘り過ぎて、テンカラ教室の打ち合わせ時間までギリギリです。
少し急な斜面から退渓しました。
人の足跡が残っている、そこまで危険ではない退渓路です。
しかし、登れど登れど斜面です。
下から見えた平坦な部分が林道だと思っていましたが、辿り着くとそれは踊場のような形で、まだ斜面が続きます。
林道に戻った時には、フルマラソンを走りきったように(絶対に無理なのですが)、激しく息を切らしていました。
昨年より5~6㎏増加した体には、非常にきつい斜面でした。
完全に調整不足ですね。
まさにシーズンオフの過ごし方は大切です。