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Posted by naturum at

2023年08月29日

アンディーズハウス テンカラ講習会



長いトンネルです。 そうそれは関越トンネルでした。 この関越トンネルを車で走るのは何年ぶりでしょう。
明るくなるのが遅くなってきたにもかかわらず、朝起きると日がさしていました。 最近は仕事もプライベートも多忙を極め、膝の修理後の筋トレもサボり気味。 そのため前日のリハビリが非情に厳しいものとなりました。 そんなわけで寝坊の言い訳ではありますが、目覚めたら筋肉痛になっていたので、リハビリの激しさは大げさではないことなのかなと自己完結して、そそくさとお出掛け準備に取りかかりました。
関越トンネルを抜けてたどり着いたのが、石打丸山スキー場の麓にあるペンションアンディーズハウスさんです。 今回は、アンディーズハウスさん主催のテンカラ教室に参加です。 このテンカラ教室の講師は、もちろんテンカラ大王石垣尚男先生です。


[ゲレンデ直結のアンディーズハウスさん]

昔はみんなやっていたスキー。 関東から交通の便が良く、多くのスキー場がある新潟県湯沢町、何度も訪れた思い出の場所です。 当時は夜に出発して夜中に到着、仮眠をしてからスキーにGoでしたが、今回の到着は11時です。 講習のスタートが夕方なので、異常な暑さの中ではありますが、アンディーズハウスのご主人に入渓場所を教えていただき、初めての新潟の渓へと向かいました。 到着したのは教えていただいた入渓場所とは少し違うかもしれませんが、なかなか良い渓相なので、竿を出すことにしました。
陽当たりの良い正午前後、当然のように魚の影も見えません。 それに筋肉痛の臀部と太股、大量に流れる汗で消耗して、早々と車に戻りました。 もて余した時間で、渓流の水の流れを聴きながら、残った仕事を片付けました。


[なかなか仕事が捗りました!]

アンディーズハウスさんに戻ると石垣先生や運営のTRY-ANGLEさんも到着です。 TRY-ANGLEさんご了承で到着ビールをいただきました。 続々と集まる受講者さん。 先ずは座学からスタートです。 久しぶりに拝聴する名調子のテンカラ講義に聞き入ってしまいました。 テンカラ初心者がほとんどですが、他の釣法をやられている方も多く、なるほどと思う質問もあがり、受講者の皆さんも有意義なお時間を過ごされたのではないでしょうか。 座学の後にボリュームたっぷりの美味しいお食事をいただき、続いて毛バリ巻き講習です。 いつもの石垣毛バリ、これはお手伝いできるので、ちょこっとばかりサポートさせていただきました。 そのまま石垣先生を囲んだ座談会になりましたが、そちらには少々顔を出させていただき、早めに退散、就寝ささせていただきました。


[朝の景色も最高です!!]

早く寝かせていただいたので、朝も早く目が覚めました。 周りを散歩しながら、昨日から続く筋肉痛をほぐします。 朝食をいただいて、参加者みんなで出陣です。 2日目は実釣講習です。 広々とした魚野川本流のキャッチ&リリース区間での講習です。 なかなか良さそうな雰囲気ですが、昨日と変わらず陽当たり良好が気になります。 まずはじめにテンカラいろはのいの字のキャスティングからスタートです。 石垣先生の無駄な力の入らないきれいなキャスティングのお手本です。 そして、石垣先生だけ川へ入ってポイントの説明ですが、ここぞのポイントでも魚が顔を出しません。 誘っても逆引きでも全く反応がありません。 これはヤバいと思いつつ、実釣講習がスタートしました。


[今回最年少参加のテンカラ王子]

蓋を明けてみると、厳しくはありましたが、意外と皆さん釣れていました。 そのシブい中でも光っていた最年少のテンカラ王子です。 小さいながらもきれいなループを描く大人顔負けのキャスティングで、20㎝を含む2匹のヤマメを釣り上げました。 別の場所で石垣先生の指導を受けてテンカラにはまってしまったとのことです。 テンカラ王子と呼ばれた少年は過去もいらっしゃいましたが、今度の王子は末長くテンカラ王子の愛称を維持してほしいですね。

熱い厚い暑いテンカラ講習が終わりました。 今年で2回目といいますが、講習色の強いテンカラ講習会は久しぶりでした。 来年も開催されそうなので、もしテンカラをやってみたいという方は、ぜひチェックをしておいて下さい。 とてもフレンドリーで、よい時間を過ごせると思います。 可能であれば来年もサポート参加させてもらいたいです。




テンカラ万歳!!





  

Posted by タツおう at 05:26Comments(2)自然渓流

2023年07月18日

栃木鬼怒川 2023年7月15日 ~それが答えだ!!~

ニュースでも「この三連休は暑くなる」と聞いていたので、天気予報のチェックをしていませんでした。 出発してから少し進むと、予想外の雨が落ちてきました。 そして、車で進むにつれてフロントガラスに落ちる雨粒の大きく量も多くなっていくのでした。 やんで欲しいなと思いながら走り続けましたが、到着しても雨はやむことはありませんでした。


[変な踊りになってしまいました…]

雨のわりにたくさんの釣り人が入っているようです。 空いているところを探して準備をはじめました。


雨の影響か、暑くなると言われていましたが、到着時は20℃を下回る気温で、雨具装備でもちょうどよい感じです。 釣りはじめると、少しずつ雨の勢いが徐々に弱まりましたが、雨具を着ながら竿を振りました。 前日までの暑さから恵みの雨と期待をしていたのですが、全く魚影が見えません。 唯一のあたりが、10㎝くらいのヤマメ(天然100%)だけで、全く釣れる雰囲気が無いのです。 頭を過ったのは「昨年を考えたら竿が振れるだけでも幸せ」と思いました。 最近は、ずっとそんなことを考えている気がして「それは逃げ口上だ!」「釣りにきてるのだから釣って楽しまないと!」と自らの甘えた考えを振り払いました。 そして釣るためにできることをやろうと、毛バリを替えてみることにしました。 周りを見渡さなくとも沢山のトンボが飛んでます。 やはりデカい毛バリだろうと考えましたが、いままで使っていた#12以上は持っていません。 使っていたのは普通毛バリでしたので、ハックルの大きな逆さ毛バリに替えてみました。 毛バリを取り替えても状況は変わりません。 逆さ毛バリは誘うものと認識があるため、少し深場のたるみで、水面で毛バリを動かしてみました。 すると底から勢いよく突進する影が見えました。 しかし毛バリ手前てUターンです。 先に進んでも、魚が出てきても見切られているのか、水面まできてくれません。 それではと水面直下で毛バリを潜らせると、反応はありません。 意を決して(そんなに重くはないですが…)、ドライフライのパラシュートに替えました。 パラシュート持っているんです。 逆さ毛バリで最初に反応があった場所である、20mくらい下からやり直しました。 パラシュートを流すと一発で水面まで上がって毛バリをくわえました。 それが答えだったのか…。


[パラシュート持ってました!]

最初のあたりは「水面だったのか」満を持して合わせて冷静に取り込みましたが、やはりドライに出てくる魚は興奮します。 水面に浮かんだ毛バリへ水中から魚が勢いよくバシャッと出てきて、それをタイミングを見て合わせるのだから、とても気持ちがよいものです。


人がいなかった場所は、途中退渓ができなく、非常に長い遡行になります。 退渓してから1㎞以上の道路を戻って、車へとたどり着きました。 もちろん車で休憩です。 少し休んだら車で他の状況を見に行きました。 すると朝いた車はかわらず、場所だけシャッフルされただけのようです。 しかし1ヶ所だけ空きを見つけました。 疲れているので車の中で少し休んでから、また川へと向かいました。 本来は楽しんだので早く帰っても良いのですが、ドライの快感のまま帰るとドライのテンカラ師になってしまいそうで怖かったので、終わり良ければ全て良しを求めました。 再開して数十メートルで終わることができました。


[泣きの一発 泣き泣きイワナ]

泣き尺までもいかない泣き々尺といった大きさでしょうが、岩の裏をポイントで狙ってバシッと出た普通毛バリでの釣果です。 また前日がリハビリでハードトレーニングをしていたので、疲れは完全に癒えておらず、素直にこの釣果で終わることにしました。


今回は諦めることなく、足掻いて釣果を出すことができました。 反応があれば反応の様子に応じて毛バリ替えるのですが、反応が無いことを理由に替えることがあまりありませんでした。 渓流では、毛バリの形で魚が釣れるとは思っていませんが、毛バリの大きさと流す層は大きく関係すると思っています。 その日その時の魚の捕食のパターンを掴むことで釣果は大きく変わるのでしょう。 やはり竿振りで満足していたら、それまでで終わってしまいます。 釣りに行くのだから釣れた方が楽しいし、満足感が違います。 いままでがそうだったように、これからも前のように求めていこうと考えた釣行でした。




テンカラ万歳!!





  
タグ :栃木釣行

Posted by タツおう at 06:23Comments(0)自然渓流

2023年06月29日

山梨小菅川 2023年6月24日 ~一眠二釣~



やはり寝坊です。 またも寝坊です。 以前は釣りの日は無駄に早く起きたのに疲れているのですかね。 そうは言っても行きたい気持ちは変わらないので、準備をして出掛けるのでした。 寝坊したとはいえ、そんなに遅くはなかったのですが、到着まで車の量が多かったので、想定以上の到着時間になってしまいました。 遅い到着が原因ではないのですが、入渓場所には全て車が停まっていたため、一台停まっているところで車を停めました。


[ただいま増水中です!]

のんびり着替えをしていると、熊鈴の音が近づいてまいります。 もしかしてと思うと、嬉しいことに先に停まっていた方でした。 ついているなと思い、戻ってきた方に情報をいただき、川へ降りていくと、下では高巻きした釣り人が歩いていました。 これだけ混んでいるのだから、当たり前と開き直り、少し時間をあけてからスタートすることにしました。


あけた時間がちょうどよかったんだろうか。 さい先良く、瀬でヤマメが出てきてくれました。 これはテンカラの季節到来かと、期待をしながら瀬を丹念に打っていきましたが、最初だけで影すら見ることができませんでした。 大場所でも全く反応が無く、最初の一本目は最初だけの釣果に終わりました。


[小ぶりですが安心の釣果です!!]

いまいち消化不良と言いますか、なまじっか最初に釣れた分、変な引っ掛かりが残ってます。 ここは一息入れようと、ふらっと車で林道を走っていました。 すると小菅リバーキーパーのFさんが見えました。 車を停めて少し談笑、魚が濃い区間を教えていただきました。 そこは私も知らなかった入渓場所で、聞いた場所にたどり着くと、あまりにも急な降り口が見えました。 これは今の足では怖いと感じ、涙をのんで撤退しました。 何よりも疲れていたのか、少し休憩と車で座っていたら、いつのまにやら眠りについていました。


気がついたのは14時半です。 けっこう長い眠り姫でした。 おかげで体力は復活です。 気合いを入れて再入渓しました。 身体は午前中よりキレを感じますが、川は午前中と変わりません。 水も冷たく増水気味のため活性が低いのか、それとも既に抜かれて魚が少ないのか…。 なかなか釣れないと、注意力が散漫になってしまいます。 そんな時に毛バリに反応した影が走りました。 ピックアップして一呼吸です。 落ち着いて、先ほどよりもポイントに対して精度を高めて毛バリを落としました。 すると期待通りにハリスが引かれました。


[この時期に随分のサビ入りでした]

出てくれたのはイワナでした。 最近縁が遠かったイワナが出てきてくれました。 嬉しさのあまり「ありがとう」と独り言のようにイワナに語りかけていました。 その後もアタリはありませんでしたが、久しぶりのイワナの釣果に、満足感を持って終わることができました。


今回は「はじめ良ければ終わり良し 終わり良ければ全て良し」のことわざ通りでした。 本音は釣りの中間もほしいのですが、中間は気持ち良く睡眠が取れたことで良しとして、久しぶりのテンカラを満喫できたことを喜びます。 久々だった気でいましたが、6月行ってましたね。




テンカラ万歳!!




  
タグ :山梨釣行

Posted by タツおう at 06:11Comments(2)自然渓流

2023年06月05日

栃木鬼怒川 2023年6月3日 ~空いていた渓流~


前日から激しい雨でした。 台風の接近のよる影響で、梅雨前線が活発化してまい、都内でも激しい雨が降っていました。 私は天気予報を見ながら、関東北部の降雨状況をマメにチェックしていました。 そして、降雨はあっても、通常の雨であることを確認していたのです。 なかなか渓に行けないので、なんとか行けるように神頼みでした。


[濁りが抜けなかった鬼怒川本流]

目が覚めた時の、窓の外は大雨でした。 天気予報を確認すると、北関東は前日よりも晴れになる時間が早まってます。 少し起きるのが遅れましたが、準備をして出掛けました。 高速道路に入りましたが、関越道と常磐道は雨の影響による通行止め区間があるみたいです。 しかしながら目的の東北道は通常に通行ていました。 それが少し走ると電光掲示板に、その東北道が浦和料金所で『事故』の表示が…。 そして次の電光掲示板では『火災?』になっているてはないですか。 まさか、事故の車から火が出たのではないだろうと疑いながらも、手前で高速道路を降りる選択をしました。 この選択が功を奏して、事故による火災で通行止めに変わった東北道入口をわき目に、先に進むことができました。 料金所手前の通行止めの影響で、非常に空いた高速をストレスなく進むことができました。


[予想通りの澄んだ清流です!!]

目的の鬼怒川上流に着いて川を見ると、かなり濁っていました。 山の天気なので、どちらかで大雨にあったのでしょう。 少し残念でしたが、午後には濁りもなくなるだろうと、支流へと移動しました。 上陸がなくても台風が近くにいるからか、渓はガラガラに空いてます。 そして、予測通り水は澄んでました。 気持ち良く竿を振りながら川を登りましたが、アタリどころか影も見ることができませんでした。


[珍しくひとりでコーヒーブレイク]

竿振り渓流登りから車に戻ると、ちょうど12時だったので、昼食にしました。 道中で立ち寄ったコンビニで買ったカップ麺です。 今日は釣り人も少ないので香りで野生動物によられても困るので、車が走る本流沿いの国道まで戻ることにしました。 そして、本流沿いの停車できるところでランチをさせていただきました。 本流の水量は濁流とまではいかないのですが、まだまだ濁りが抜けません。 本流の流れを眺めながら、コーヒーまでいただいてしまいました。 そして、まったりとした時間が流れていきました。 とてものんびりした時間です。 せかせかした自分が、ひとりでこのような時間を過ごすことができたことに感激です。 年齢も増えてきたいま、このように川の流れを楽しむ余裕を持った行動を心掛けようと感じてしまいます。 しかしながら、これができたのは川が濁っていて釣りをする川ではなかったからで、澄んでいたら釣りたくてしょうがなくなるでしょう。 などとしょうもない自己分析をしてから、また午前中とは違う支流へ移動しました。


[よい渓相なのですが…]

そして来たのは、前回イワナを求めて移動してきた支流です。 ここで反応がなければ、何処へ行ってもダメでしょう。 結果はダメでした。 入ったのは午後ですが、午前中に入った釣り人の痕跡はありません。 車とも擦れ違わずにたどり着いているので、おそらく本日一番乗りでしょう。 それなのに大場所の一番のポイント、一番の食い筋でも影すら見ることができませんでした。 あまり粘らずに、さっさと帰りました。 帰り道は台風一過で天気が良い中で、車が少ない空いた高速道路を帰ってきました。

今回は、思った通りに台風の影響か低く天気の良い鬼怒川上流で、思った通り台風の影響で車の少ない空いた高速道路を往き来して、思った通り釣り人の少ない空いた渓流で、ゆっくり遊ぶことができました。 唯一ではありますが最大の予想外は、捕食の一等地レーンやポイントで空室になっているくらいに、川の中の魚も空いていたことです。 何もかもが空いていた『空いていた渓流』の日でございました。




テンカラ万歳!!




  
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Posted by タツおう at 22:57Comments(2)自然渓流

2023年05月22日

栃木鬼怒川 2023年5月20日 ~風を感じて~



また雨が降っている。 最近、週末に天気がくずれる週が続いています。 疲れがたまって体調不良で引きこもりを決め込みんだGWを経て、やっと前日リハビリがないヒットポイントが通常色の週末を迎えたのです。 多少の雨なら行ってしまおうと車を走らせて、着いたところは鬼怒川上流です。 幸運にも雨は降っていないようです。 前日に天気予報で確認済みだったのですが、久々の体力ありの寝起きで窓の向こうの雨に驚かされたのは事実です。


[期待通りの晴天です!!]

心が早っていたのか、いつもより燃料を多く燃やして走ってきました。 到着して急いで準備にとりかかります。 慌てる乞食は貰いが少ないというように、急いで来たにもかかわらず、竿振りが続きます。 やっとのアタリは、早合わせですぐにバレてしましました。 そして今回最大の汚点を迎えるのでした。 空は天気予報の通り、晴間が覗くようになりました。 比較的暖かく、良い気候です。 しかしながら風が強くテンカラには少々難しい状況となっています。 そんな中、良いアタリがありました。 なかなかの引きで楽しませてもらいます。 さぁ取り込みと引き寄せて糸を掴んで引き寄せようとしましたが、左手に魚の感触がないのです。 自然の流れで身体が動いていたのですが、糸を掴めていなかったみたいです。 嘘だと左手を開いて確認しても糸はありません。 急いで周りを見回しましたが、糸が見つかりません。 それならと竿を振り回したら竿がたわみました。 まだ魚は掛かっていたみたいです。 そして再取り込みを試みたのですが、慌てていたのかテンションが抜けて掛かりが浅くなっていたのか、ピンッと毛バリが跳ねて外れてしまいました。 尺はないですが、なかなかの型のヤマメでした。

気を取り直すよりも切り替えが必要です。 何より寝起きから焦っていた結果でしょう。 一度落ち着いて休憩しながら、今の状況を思い返してみました。 考えると、今日は風が強くてキャスティングも大変で、毛バリを自然に流すのも大変な状況です。 しかしながら、見える魚もおらずピンポイントで打った瞬間に出てくる様子もありません。 魚の付きどころの岩の周囲を自然に流さないと出てこないようです。 落ち着いて考えると、出来ること、やらなければいけないことがはっきりとしてきます。 ここからは、風の中でのキャスティングとナチュラルドリフトを心掛けます。 なるべく風上からキャスティングをするポジションをとり、毛バリが着水したらラインを水面につけて風の影響を最小限におさえて、なるべく自然に流します。 そして、今までアタリがあった岸の岩のえぐれや沈み石を中心に毛バリを流しました。 冷静に見ていると岩影から魚影が素早く出てくる姿が見られます。 魚の出てくる瞬間を目で確認しながら、しっかり毛バリを咥えたことを確認して合わせた釣果が下の写真です。


[読みと狙いと技術の釣果です!!]

逃した魚は大きいので、先ほどバラしたヤマメよりも小さいながらも、キレイなヤマメが掛かってくれました。 ポイントを掴めば、しぶくてもそこそこの釣果に恵まれます。 もちろん王道のポイントも打ちましたが、出てくるのは流れの中の岩影のみで、魚から毛バリが見えるくらい近いところを流さないと出てくれません。 そして、それはおおよそヤマメのポイントで、未だにイワナの影も見ることができませんでした。

久しぶりに渓を長距離歩いたようで、気がつくと時計は12時に近づいていました。 そして、かなりの空腹です。 カップ麺の準備はあったのですが、久しぶりに鬼怒川の美味しい蕎麦が食べたくなりました。 けっこう距離があるのですが、いつもの栗山ふるさと物産センターまで戻ります。


[こちらの蕎麦が大好きなのです!!]


[腹ペコで郷土料理ばんだい餅も]

美味しい食事でお腹も満たされ、午後の活力になりました。 今回は久しぶりに午後の体力が残っています。 元のところに戻るのもいいが、本日釣れていないイワナを求めて、イワナしかいない源流へと向かいました。 先ほどの開けた渓とはうってかわって樹木が覆い被さるボサの渓です。 ボサですが樹木が防風して渓は無風状態です。 風はなくなりましたが、短い仕掛けにかえて木に掛けないよう慎重に打っていきます。 とある大場所のYパターン頂点でアタリ、合わせると軽い!? 小さなイワナでした。 イワナを求めて場所をかえたので嬉しくはあるのですが、いかんせん小さい。 大場所の一番のポイントでこの大きさが定位できるのは、サイズは期待できないようです。 気温が上がって辺りは羽虫がたくさん飛んでいるのにライズも見られません。 一応イワナも釣れたしと自分を慰めていると、次の大場所では先ほどよりもサイズアップのイワナが掛かりました。 今日はこれでいいでしょう。


[求めて釣ったイワナ]

今回は、久しぶりに長時間のテンカラを楽しみました。 楽しんだだけでなく、しぶい中で魚を出したり、イワナを求めて場所をかえて、小さいながらも結果を出すことができました。 そして何より強い風が吹くなかで、風をいなすキャスティングや、風の影響を受けずに狙った筋へナチュラルドリフトさせて予測をしたところから出すことができたことに大満足です。 見られていたら恥ずかしいラインスルーからのバラしで大失態でしたが、そのおかげで基本に立ち返り、心から楽しむことができました。 今度は当たり日で気持ち良く釣りたいですね。 その日は近いと信じてます。




テンカラ万歳!!



  
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Posted by タツおう at 23:24Comments(0)自然渓流

2023年04月17日

栃木鬼怒川 2023年4月15日 ~疲れていても~

目が覚めると、いつもの電車に乗る時間を大きく過ぎていた。 「ヤバい遅刻だ!?」と飛び起きましたが、すぐに休日だと気がつきました。 平日の仕事と同じ時間に目覚ましをセットしていたのですが、完全に寝坊していました。 原因は、前日のリハビリです(昨年の膝の手術から続いてます)。 リハビリも当初の可動域回復主体から、筋力トレーニングの運動が中心になっていて、中年の身体には少々ハードな運動です。 現在は隔週のリハビリ通院なので、前回が2週間前だったのですが、前回は疲れがひどく、筋肉も張っていたので、運動もライトに終わらせてもらっていました。 そのため今回はフルコースだったのです。 そんな理由で寝坊をしたのですが、窓の外を眺めると天気予報通りの雨が降ってます。 暖かかった前日と較べて気温も大きく下がるようですし、水温も下がってコンディションは悪いでしょう。 でも、なんか行きたいから、竿振りでもいいから行ってしまおうと、前日の残した仕事を終わらせてから、出撃しました。(実は行くかどうか迷っている時間を使っての残務処理なのですが、しっかり仕事もしてるぜアピールです。)


[悪天候の鬼怒川]

幸運にも道中はスムーズに来ることができましたが、なにぶん出発が遅いので到着も遅くお昼前です。 それでも気温10℃とは、なかなか難しいコンディションです。 しかし期待通りに釣り人がいません(こんなコンディションは普通やらんでしょ)。 雨降る中ですが、比較的降雨量が少なかったので、思っていたよりも楽しめそうです。 解禁当初のコンディションを想定して、#16ビーズヘッド毛バリでスタートです(前回も同じでしたが)。 やはり浅いところでは反応がなかったのですが、深さのあるところの食い筋を流したら12㎝くらいの小ヤマメがかかりました。 前回のようにバラさずに最初のアタリで取ることができました。


[会心のニッコウイワナです!!]

小さいながらも、早い時間に釣れたことで、安心して釣りあがります。 もう深場の食い筋でないと無理だろうとは思っていましたが、感覚を確かめるように「盛期ならココ」とか「こう流れてココで出る」というように想像しながらあわせていきました。 そんな妄想テンカラで楽しんでいると「ここは居る」と感じられるポイントがでてきました。 毛バリがうまく沈んでくれた2投目で流れていた糸が止まったところで合わせると、妄想では味わえない心地よい感触が私の右手に伝わりました。 ネットに入ったのは、前回の小菅イワナより一回り大きな日光市のニッコウイワナです。


[まだ桜の花が咲いてました!?]

その後、少し進みましたが、満足のいく釣果で切り上げることにしました。 スタートからのことですが、足にきていたので…。 車に戻ってウェーダーを脱ごうとすると足が上がりません。 思っていた以上に消耗していたみたいです。 このコンディションで釣れたのは、怪我する前に切り上げろとの、テンカラの神様の思し召しだったのかもしれませんね。 少し車内で休んでから、明るいうちに帰宅しました。 そして明るいうちに就寝いたしましたとさ。




テンカラ万歳!!





  
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Posted by タツおう at 22:58Comments(0)自然渓流

2023年04月10日

山梨小菅川 2023年4月8日 ~リゲインアゲイン僕のテンカラ~



朝起きるのがつらい。 先週は自分の充電で身体を休めたのですが、一週間で元に戻ってしまったようです。 ベッドの中で渓流に立つ自分をイメージ…。 一気に目が覚めました。 着替えて準備をして、一呼吸もおかずに車に乗り込みました。 出発は少し遅めの5時半でしたが、車での旅行が少なくなったのか、考えていたよりも車は少なく、8時前に到着することができました。 着いたのは小菅川です。


[最高のタイミングの到着です!!]

けっこうの混み具合を予想してましたが、遅い到着が功を奏して車のいない入渓場所がありました。 2番手3番手でもオッケーです。 前後に人がいなければ、ゆっくりと自分のペースで進めます。 テンカラなのでゆっくりではないかもしれませんね。 久しぶりの自然渓流で心が弾みます。 最初の淵で銀色の魚影が反転しました。 掛かったと思ってあわせたのですが、スカーンと毛バリが跳ね上がりました。 少しは掛かったのです。 掛かりが浅く、一瞬で外れてしまいました。 しかし、久しぶりの自然渓流での魚の感触に顔がほころびます。


最初の淵から、長い時間を竿振りの沢登りが続いてます。 最初のバラしは縁起が悪いと変な格言が頭をよぎります。 水量が少ないので、以前の淵になっていたところでも水深が浅く、魚がついていません。 最近のC&Rで使った変な毛バリは使わずに、#16ビーズヘッドの普通毛バリです。 春先はこれでいいはずなのです。 信じることは大切ですね。 しっかりあたりを見て掛けることができました。


[今年初めてのイワナです!!]

よく手を冷やして、天然の良く食べているプクプクのお腹を触らせてもらいました。 もっと大きくなって「また釣られてね」と願いながら、優しくリリースしまます。 なぜか暖かい何かに包まれている気分になりながら、元の場所へと戻っていくイワナの後ろ姿を見送りました。


堰堤で戻り、車で他の入渓場所を見ましたが、当然車がいっぱいです。 上流源流部が工事のため立入禁止(川通しでも禁止です!)のため実質禁漁になっているため、仕方がないことです。 まだ時間は早いので、魚の濃いC&Rに行くことにしました。 C&Rに降りると『渓流釣りのすべて』の関係の方々がいらっしゃいました。 その中に顔見知りの方がいらっしゃったので僭越ながらご一緒させていただいちゃいました。(石垣先生ではないですよ!?)


[廣瀬屋さんの天ざる蕎麦です!!]

私の到着がルアー教室の団体さんが通り過ぎるところだったからか、スレているC&R魚は私の毛バリに全く興味が無いようです。 むしろ避けられている始末です。 そんなこんなで、こちらも見切りをつけてお昼にしたのですが、ちゃっかり雑誌の方々とお昼もご一緒させていただきました。


ひとりで渓を歩くのが久しぶりです。 本当の意味での復帰なのでしょう。 とても楽しかったです。 天然イワナにも触れることができて、バラしにひとりで情けない声をあげて叫ぶことができて、完全復活を実感できました。 また、雑誌に出ている方々とご一緒できるとは、恵まれていると心より感謝です。 前回もそうでしたが、釣法が違っても巧い方の釣りを拝見すると、教えていただくことが沢山あります。 それに自分がうまくなりたいと、とても良い刺激になります。 おそらく、昨年の膝の手術によりテンカラができない期間を過ごしたことが、このような感情を高めているのだと思います。 なんか今年は技術的に上達しそうな予感です。




テンカラ万歳!!




  
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Posted by タツおう at 21:46Comments(4)自然渓流

2023年04月03日

春の芝川テンカラ交流会2023



3月なのに、早くも今年2回目のテンカラ大王石垣尚男先生のイベントに参加してきました。 天候は前日の夜から雨、朝も雨、道中も雨、到着しても雨…。 自称雨男の石垣先生が「雨は私の責任」と頭をさげられていましたが、この芝川テンカラ交流会は春秋共に、私が最初に参加をさせていただいた日は雨でしたが、それからずっと雨はなかったです。 私が参加させていただいた中では、雨は今回が2回目ですね。 今回も泊まりの夜会にも参加したいため車中泊の準備をしておきたかったのですが、少し多忙な毎日だったため全く準備ができずに、当日の朝になってバタバタとお泊まりセットを積み込みました。 そんな状況で出発が遅れて、東名道の渋滞に巻き込まれ、到着は30分のプチ遅刻でした。 急いで準備をして川へと向かいました。



川に着くと、いつもの参加者放流には間に合いました。 しかし最下流で放流車待ちをしているのはT島さんひとりだけ!? 放流車がきて、漁協の方にも手伝っていただきながら放流しました。 放流は計画的に…。 さあつりはじめようと竿を出しましたが、皆さん渋そうです。 その理由に、前日は26℃の夏日だったのですが、到着時の気温が11℃で前日の半分以下に下がってます。 また、夜からの冷たい雨により、水温もだいぶ下がっているのでしょう。 実は前日に仕事で沼津にきていて、近郊の気温を肌で感じていました。(仕事なので一度帰社帰宅しております。) この気温差は、マイナスに作用するだろうと予測しておりました。 しかし、前回の小田原早川から2度続けてボの字は避けなければならないと、気合いを入れて竿を振りはじめました。



最下流から釣り上がって、アタリは一度だけです。 肩でのピックアップに魚が飛びついたので掛かりが浅く、バレて魚がうねりながら流されていくのを見ただけです。 気がつくと中段の入渓点の近くまであがってました。 聞くと今日は中段がいいそうです。 毛バリは前回の早川で釣れていた変なヤツを準備してました。 イケル条件はそろってます。 際の底を流すと期待通り糸が止まりました。 久しぶりの大物の重みを楽しみながら、ネットインすると想像よりも大きな50㎝クラスのニジマスでした。 2年ぶりの大物に喜びが溢れました。



芝川でも久しぶりの午前中の釣果は、三位で入賞させていただいちゃいました。 お昼はお弁当が売り切れてしまったので、お湯を沸かしてカップ麺です。 夜のために食事は少量でオッケーです。 食後は、参加者さんとテンカラ談義で楽しみました。 午後も竿を出しましたが、釣果よりも、巧い方の美技をゆっくりと拝見させていただきました。 少しうまくなった気でいましたが、まだまだだと実感させられました。 そして、また「テンカラがうまくなりたい」と心から思いました。 釣果よりも大きなものを得た気がします。



夜はいつもの夜会です。 雨の中は初めてです。 設営は慣れた方々がいるので、雨をしのいだ会場が簡単に出来上がりました。 雨のため焚き火はできませんでしたが、楽しい夜はふけていき、いつのまにやら眠りへと入っていました。 夜中目が覚めた時に、まだ宴会は続いていましたが、そそくさと寝床の車へと入らせていただきました。

今年は3月に2度目の石垣先生のイベントですが、春の芝川交流会からシーズン突入の気持ちが締まる気がします。 特に今回は、昨年からの充電期間が明けた復帰シーズンになりますので、例年とは違います。 今年は200%でテンカラを楽しめそうです。 巧い方を拝見して、更なる向上心を持った春の日でした。




テンカラ万歳!!



  

Posted by タツおう at 21:58Comments(2)自然渓流

2023年03月15日

フジノライン テンカラミーティングin早川2023



今年初めてのイベントに参加してきました。 もちろんテンカラ大王こと石垣尚男先生のイベントです。 小田原の早川C&Rを舞台に、フジノラインさんが主催のしっかりしたイベントのようです。 早川漁業協同組合さんもイベントの準備から特別放流まであり、とても充実したイベントでした。



早川C&Rは、千葉県に住む私の自宅からも、高速道路を使用して2時間程度で到着する、非常に交通の便がよい場所に位置してます。 あと1キロ川をくだると海だという、私がいままでテンカラを楽しんでいた場所を思うと、位置関係が想像しづらくなりますね。 対岸にテンカラの最中に気付くと走っていた小田急電鉄があったので、電車でも来やすい場所なのではないでしょうか。 私はいつもの通り車ですが、初めての場所にしては苦労なく到着することができました。


到着すると主催のO木さんをはじめ、顔見知りの方々が揃ってました。 皆さん私の膝をご心配いただき、感謝感謝でございます。 開会式がおわると、参加者でヤマメの放流です。 川鵜の被害をおさえるとのことでしたが、大量の尺超えのヤマメを区間毎に分けて放流しました。



放流を終えて流れのまま実釣にはいります。 私は新しい仕掛け作りからスタートです。 毛バリは何をつけようと楽しく迷いながら、先ずは普通毛バリからスタートしました。 最初に入ったところがよくて、たくさんの魚影が見えます。 ここは自然渓流ではなくC&Rなので、毛バリを変えながら魚の興味をひく毛バリを探します。 なかなか口を使ってもらえずにいると、石垣先生が講習をしながらくだっていらっしゃいました。 そして講習を受けていた女性が、なかなか反応がなかった流れに毛バリを入れると直ぐに反応がありました。 やはりC&Rの魚は毛バリを選ぶのですね…。


正午にイベントは中締め、釣れてない私には拍手要員の表彰式です。 そして昼食を済ませて午後も同じ場所に戻り、釣りはじめました。 私の他に2名と話をしながら竿を振り続けましたが、なかなか反応がありません。 他の2名はベテランなのですが、同じように反応がありません。 すると午前中に石垣先生の講習を受けていた女性がきて、ヒョイっと投げたらガツンッとあたりました。 ウデではなく毛バリだと思いたいです。 その女性に使っている毛バリ(石垣先生作)を見せていただき、次回のために頭に保存でございます。 終盤にO木さんに釣れる場所を教えていただき、石垣先生に誰も打っていないポイントを教えていただきましたが不発に終わり、O沢さんの大きなニジマスの取り込みを拝見してから竿をおさめました。



結局釣れませんでしたがいいんです。 イベントのタイトルがミーティングですから、いろんな方々とお話できましたし、いろんな情報もいただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 実は、それだけではなかったのですが、お昼の表彰式の後に行われたジャンケン大会で、素晴らしい景品をいただてしまいました。 また参加賞でテンカラハリスもいただいてしまい、釣果はありませんでしたが、良いお土産をいただいてしまいました。 ありがとうございました。
次回のイベントは釣れるように準備します。




テンカラ万歳!!





  

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2023年03月07日

山梨小菅川 2023年3月5日 ~涙の開幕戦~


解禁日当日に竿を出すのは、遠い昔のお話のような気がします。 ブログを読み返すと2020年以来のようです。 昨年は左膝十字靭帯損傷(病名だけはスポーツ選手のようでかっこいいですよね)による、靭帯再生手術直後でドクターストップ、年券の購入だけで渓におりるのを控えました。 一昨年もまたコロナ禍の影響で、年券の購入だけでサラッと帰ったのか、ブログに書いた開幕戦が4月だったので、何らかの理由があって解禁日には竿を出さなかったのでしょう。 何はともあれ、3年ぶりの小菅川解禁日の開幕戦となりました。 昨年は、ほとんど釣りに出なかったので、出がけに渓流シューズが見つからないトラブルに見舞われましたが、11時には小菅村漁協の特別ブースのある、ほうれん坊さんの前に到着。 顔見知りの漁協組合員さんにご挨拶をさせていただき、今年の小菅川の状況をお聞きしました。 今年は源流域の林道が途中から立入禁止とのことで、解禁日の混雑が予想されるため、今日はC&Rで遊ばせていただくことにしました。


[過去の特別年間遊漁券]

小菅川の解禁は正午です。 私より先に到着されていたバーブレスフック普及協会副代表のTさんもC&Rに行かれるとのことで、ご一緒させていただきました。 12時を回って小菅川の解禁と共に、T副代表とご一緒のKさんと3人で渓へとおりていきました。 久しぶりの渓流の空気は最高です。 帰ってきた喜びが身体の奥から湧き出てくるようです。 逸る気持ちを抑えながら、仕掛けを竿に結んで、ラインの巻きグセを取っていきます。 T副代表は小菅川のリバーキーパーも務められているので、解禁直後の状況を確認すべく、竿を出さずに上流へと歩いていきました。 私はフライマンのKさんと並んでテンカラ竿を振りはじめました。 なんと振りはじめの数投でアタリが…。 早合わせになってしまって掛かりません。 「焦るなよ」と頭の中で呟きながら一呼吸入れます。 そして同じ流れに乗せるとアタリ、今回はしっかり合わせて見事にヒットしました。 久しぶりの取り込みに焦りながらも、ちゃんとネットインすることができました。 ネット内のヤマメをしみじみと眺めながらポケットを探ります。 なんとスマートフォンを車に忘れていたようです…。

開始早々の釣果に爆釣の妄想をしてしまいましたが、その後は全くアタリがなくなってしまいました。 魚影は見えるのですが、毛バリに対して興味を示しません。 すると隣に入ったルアーマンが数投でヒットです。 これは掟破りのトラウトガムかと、今回用意していた100円SHOPのトラウトガム風毛バリ?に替えました。 オッとびっくりの集魚を見せるではありませんか。 調子に乗って誘いを入れるとギュンと魚が寄ってパッと合わせると食っていなかったようで、掛かりません。 そんなことを数回続けて、難しいなと思っていると、隣にはT副代表がいらっしゃいました。 T副代表は、この世界で名前の通っているフライマンです。 私が釣れなかった場所で見事にヤマメを釣り上げました。 やっぱり凄い方は凄い。 ちなみに毛バリで釣りやすい、浅い流れにいる魚影をT副代表から教えてもらってチャレンジしたのですが、私の毛バリに関心を持ってもらえず、解禁日開幕戦の竿を納めることにしました。


[いつもの解禁日より暖かい小菅川]

久々のテンカラ、なんか良かったです。 意外と変な高揚感もなく、なんか日常に戻った安心感のような気分が続いたような気がします。 何より通院中の左足が驚くほどの安定感を出し、昼からの半日ですが、ずっと動くスタミナもしっかりついていました。 一昨年の開幕戦のブログを確認すると、久しぶりの渓歩きに体力の衰えを感じている様子がありますが、今年は体力バッチリです。 仕事との両立で苦労をしているリハビリの成果をしっかり実感できました。 私のテンカラ履歴の空白を埋めるように、今年はたくさん遊びます。

サブタイトルの『涙の開幕戦』の『涙』ですが、帰り道に花粉症で目がグシュグシュになったということでした。 スギ花粉のことを入れるつもりでしたが、すっかり忘れてしまいました。




テンカラ万歳!!





  
タグ :山梨釣行

Posted by タツおう at 23:14Comments(4)自然渓流